【番外編】天体撮影のトリセツ【第一回】

エントリ一眼・キットレンズで星空撮影:EOS Kiss Mの巻 (1/3)

2019.06.23
トリセツ編集部/山口千宗
ミラーレス・エントリモデルEOS Kiss Mとキットレンズ EF-M15-45 IS STMで撮影
ミラーレス・エントリモデルEOS Kiss Mとキットレンズ EF-M15-45 IS STMで撮影

みなさま、こんにちは!新企画です。

天文リフレクションズ編集長の山口です。

「星空を撮るにはどんなカメラがいいのか?」は、みんなが気になるトピックですね。

その道の経験者に尋ねると、たいていの方はこう答えることでしょう。

「高感度に強い=ノイズが少ないカメラ→フルサイズ」

「隅までシャープな明るいレンズ」

「(フルサイズ換算)15mm前後の超広角レンズが使える広角ズームレンズか、明るい単焦点レンズ」

やー、その通りです^^ノイズが少ないほど、明るいほど、隅までシャープなほど、広い画角が使えるほど、いいに決まっています。

その基準でセレクトすると…最新のキヤノン機なら、例えばこれになります!


CANON EOS R

CANON EOS R 参考価格:198,000円
※本文内の価格情報は2019年6月14日時点でのAmazon.co.jpの価格です。

EF LENS EFマウント系 EF16-35mm F2.8L III USM

※本文内の価格情報は2019年6月14日時点でのAmazon.co.jpの価格です。

レンズとボディで44万円弱。このお値段をポンと買える人なら、これでOKです。

いい機材がいい写真への近道であることは間違いありません。

でも…それだけが本当に正解なのでしょうか?!

エントリー機とキットレンズで星空を撮ってみよう!

そこで!「入門機でも星空はちゃんと撮れるぞ!」ということを実証しよう!というのが今回から始まる企画の意図です。

もちろん、ガチ比較すると差があって当たり前。その差をしっかり可視化して「この差なら安い方でいいや」なのか、「この差のために上級機を手に入れるぞ!」なのかを、読者のみなさんご自身で判断してもらおう、というわけです。

さらに「エントリー機の弱点」をしっかり意識した上で、「どうすれば上級機との差を少しでも埋められるのか」、撮り方やレタッチの仕方のポイントも解説していこうと思います。

EOS Kiss M・EF-M15-45 IS STM レンズキット

※本文内の価格情報は2019年6月14日時点でのAmazon.co.jpの価格です。


セレクトするのは、各社の「エントリークラス」のミラーレスデジタル一眼カメラの「レンズキット」。標準ズームレンズとボディをセットにして、お買い得感を出した一番の売れ筋商品。コスパは最も高いはず。実売価格10万円以下を条件としました。

栄えあるトップバッターは、キヤノンのAPS-Cミラーレスの最新機、EOS Kiss Mです。実売価格は税込で約7万3千円。フルサイズの上級機「ガチセット」の約1/6の価格です。

比較用の「ガチセット」by 天リフ編集長

EOS Kiss M EF-M 15-45 IS STM レンズキット
天リフ編集長愛用のEOS 6D(天体改造)。
使用感あふれる一品。

今回比較する上位機は、天リフ編集長愛用のこちらの「ガチセット」。モデルとしてはもう旧機種ですが、最新機種のEOS 6D MarkIIと遜色のない高感度・低ノイズで星マニアに絶大なる支持を受けている、キヤノンのフルサイズ一眼レフの「EOS 6D」。しかもこのカメラは赤い光の感度を上げるという「天体用改造」を行っています。

レンズはこちらも高性能で定評のある明るい単焦点レンズ、シグマ24mmF1.4Artです。

では、この2つにどれだけ差があるのかないのか?「夏の天の川」で比較してみましょう。





山口千宗
【天文リフレクションズ/山口千宗】

日本唯一の?天文ファンのための全方位キュレーションサイト/その編集長。 天文ファン500万人化を目指して日々絶賛情報発信中。五感で感じる星空体験がモットー。天文宇宙検定2級。夢はベテルギウスの超新星爆発を見届けること。


【連載】天体撮影のトリセツ