星空アプリをインストールしておこう
天気予報のチェックから、現在の星空をアプリで調べたり、時には懐中電灯代わりにと、天体撮影で大活躍するのがスマホ(タブレット)。
天体撮影の裏の必須アイテムといえましょう。
これまでご紹介した「日の出・日の入り時間を調べるアプリ」「月齢を調べるアプリ」に加えて、「星がどこに見えるかを調べるアプリ」をぜひインストールしておきましょう。
起動して空にかざすだけで、どの方向にどんな星が見えるかを見ることができます。
まずは無料で使えるものを一つ入れておきましょう。
アプリ・星座表
AppStore
Google Play
パソコン、タブレット
せっかく撮影した写真は大きな画面で見たいもの。
本格的に写真をレタッチしたり、たくさん撮影した写真を管理するには、やはりパソコンが一番便利です。
天体撮影だけでなく、趣味で写真を楽しむ上でおおいに役に立つのがタブレット。
SNSにアップした写真も、タブレットの大きな画面で見れば迫力倍増。お気に入りの作品が撮れた日には、眺めてニヤニヤしてしまうこともしばしば・・・
マニア向け機材
最後に、いわゆる「天文マニア」と呼ばれる天体撮影を専門に楽しむ人たちの使用する機材を、3つだけご紹介しておきます。
1、天体望遠鏡
マニアは「筒(つつ)」と呼んでいます。天体専用の高性能望遠レンズのようなものです。
お値段は数万円から50万円くらいまで、さらにその上にはキリがありません。
でも、カメラレンズの中で一番高価なものよりはまだ安く、実は割と良心的?な世界です。
2、赤道儀
「日周運動」に合わせて天体を自動的に追いかけるための専用の架台です。
コンピューター制御で目的の天体に自動的に向けられるものもあります。
とても重くて通常は三脚込みで10kg以上。大型のものは50kgを越えることも。
3、ポータブル赤道儀
カメラレンズを使用した天の川などの撮影に使用される簡易版の赤道儀で、こちらも天体の「日周運動」を自動的に追いかけて撮影してくれます。
数万円くらいから入手することができ、重さは1kg前後。お手軽な天体撮影にも大活躍してくれます。
まとめ
いかがでしたか?
少し細かいお話もしましたが、天体撮影機材のイメージをつかんでいただけたでしょうか。
「思い出の初ショット」を撮るには、専門的な機材はほとんど必要ありません。
この連載のコンセプトは、まず手持ちのカメラで撮ってみようです。できれば準備したい機材も、まずは三脚とライトだけ。
次回第六回からはいよいよ撮影編。このコンセプトに沿って、2回に分けて実戦的な撮影方法をお話しする予定です。お楽しみに!
本連載の記事へのご質問・ご感想・撮影画像へのアドバイスのご希望がありましたら、ハッシュタグ「#天体撮影のトリセツ」でツイッターにご投稿ください!(まだ少なくて寂しいですTT)
すべてにリプライさせていただきたいと思います!
日本唯一の?天文ファンのための全方位キュレーションサイト/その編集長。 天文ファン500万人化を目指して日々絶賛情報発信中。五感で感じる星空体験がモットー。天文宇宙検定2級。夢はベテルギウスの超新星爆発を見届けること。