【第二章】天体撮影のトリセツ【第五回】

天体望遠鏡が欲しい(2)選び方 (2/3)

2018.05.20
トリセツ編集部/山口千宗

3万円コース

「オトナでも楽しめる」コースがこの価格帯。

予算が3万円あれば、もうすこし対物レンズの「口径」が大きく、より「よく見える」製品が射程内に入ってきます。

また、架台に「微動装置」が装備されてくるのもこのクラスから。「微動装置」があれば、目的の天体に向けて細かく望遠鏡を動かすことができるため、使いやすさが大幅に上がってきます。


ビクセンの定番入門機、ミニポルタA70Lf
ビクセンの定番入門機、ミニポルタA70Lf。
口径70mmの屈折式天体望遠鏡です。

このクラスのイチオシは「ビクセン・ミニポルタA70Lf」。


ビクセン ミニポルタ A70Lf 39941

ビクセン ミニポルタ A70Lf 39941 販売価格:29,500円

※本文内の価格情報は2018年5月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。


対物レンズの口径は70mmと大きくなり、伸縮式の三脚に微動装置の付いた架台で、ひととおりの天体をストレスなく楽しめるようになります。

サイズもそこそこコンパクト(総重量5.3kg)なので、車に積んで星のよく見える野外に持ち出すことも簡単です。


スコープテック アトラス60 天体望遠鏡セット STA60

※本文内の価格情報は2018年5月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。


入門者に使いやすいと評判のスコープテック社の製品で、架台に微動装置の付いたタイプです。 口径は60mmと一回り小さいですが、性能の評価はとても高いようです。


セレストロン Omni XLT AZ80 CE22149

セレストロン Omni XLT AZ80 CE22149 販売価格:32,076円

※本文内の価格情報は2018年5月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。


予算をややオーバーしてしまいますが、口径が80mmと1ランク大きいのが魅力。もちろん微動装置つきです。


ビクセン モバイルポルタ A70Lf 26158


予算をややオーバーしてしまいますが、ポルタA70Lfの後継機。(公式情報では夏頃に発売予定)。 架台を持ち運びしやすいように「畳める」ようになっています。




5万円コース

予算が5万円になると「入門用フラッグシップ」級の製品がターゲットに入ってきます。

ここまでくると、いわゆる「天文マニア」でもじゅうぶん満足のいく見え方と使い勝手です。


ポルタIIA80Mf
ビクセンの「入門用フラグシップ」ともいうべき「ポルタIIA80Mf」
口径80mmで架台も下位機種よりもさらに安定しています。写真のスマホとアダプタは別売品です。

このクラスの定番の製品が「ビクセン・ポルタIIA80Mf」

ビクセン ポルタII A80Mf 39952

ビクセン ポルタII A80Mf 39952 販売価格:47,390 円

※本文内の価格情報は2018年5月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。


架台の強度もじゅうぶんで汎用性があり、将来もっと高性能な鏡筒に換装して使用することも可能。予算に余裕があるならぜひこのクラスを選びたいものです。

ただし…このクラスになると、それなりの重さになってきます。上のポルタIIA80Mfの場合、総重量は9.0kg。最初の1台に選ぶには、勇気が必要な重さといえるでしょう。

おうちの中に組み立てて置いておくにも存在感が^^; でてきますし、車への積みおろしもだんだん負担になってくるサイズ。

そこまで本格的でなくても…というのなら、クラスダウン するのも一つの選択でしょう。


スコープテック アトラス80 天体望遠鏡セット STA80

※本文内の価格情報は2018年5月15日時点でのスコープタウンの価格です。


使いやすさとよく見えることで定評のあるスコープテック社の最上位クラスの製品です。


スターベース STARBASE 80

スターベース STARBASE 80 販売価格:45,000 円

※本文内の価格情報は2018年5月15日時点でのスターベース東京の価格です。


東京・秋葉原の天体望遠鏡専門ショップ「スターベース東京」のオリジナルブランド品です。スコープテック社の製品と同様メイドインジャパン。総重量は6キロ。




山口千宗
【天文リフレクションズ/山口千宗】

日本唯一の?天文ファンのための全方位キュレーションサイト/その編集長。 天文ファン500万人化を目指して日々絶賛情報発信中。五感で感じる星空体験がモットー。天文宇宙検定2級。夢はベテルギウスの超新星爆発を見届けること。