画角による写りの違いから観ていきましょう
焦点距離以外のスペックは同じなので、まずは撮り比べてみましょう。ほぼ同じ距離から撮り比べてみましたその1。
望遠側から順番に行きます。その方が違いがわかりやすいので。
最初はポートレートから。テーブルを挟んだ位置から撮ってます。ほぼ等距離。
45mmF1.2 zoom
25mmF1.2 zoom
17mmF1.2 zoom
厳密に同じ距離というわけではないけど(レンズ交換しながら手で持って撮っているのでどうしてもcm単位でのズレはでちゃう)、写る範囲の違いはわかるかと思います。
45mmは背景がほわっときれいにぼけてて手前のカップもちょっとぼけてて、観てる方は顔に集中します。
17mmは背景も広く写っていてボケもさほど大きくないので、撮影した場所の雰囲気を一緒に残すのに向いています。
25mmはその中間。
では25mmでもうちょっとカメラを近づけて撮った写真を。
25mmF1.2 zoom
これを45mmと見比べると背景の写る範囲やボケ方が違うというのがよりわかるかと思います。
もうひとついきましょう。その2、ずらりと並んだ招き猫です。左の方にいる大きな猫にフォーカスを合わせて撮っています。
45mmF1.2 zoom
25mmF1.2 zoom
17mmF1.2 zoom
レンズは広角になるほど遠近感が強く出るので、17mmで撮った写真はすーっと奥まで棚が並んでいるのがわかります。
45mmはフォーカスしたい被写体を中心に捉えるのに、17mmは全体の雰囲気を捉えるのに向いているのがわかるかと思います。
ボケがキレイなのでそこをチェックしながら作例をどうぞ。
と、3本のレンズの特徴がわかったところで、それぞれのレンズの特徴を生かした写真を見ていきましょう。
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老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。