解説:デジカメライター 荻窪圭
ギュイーン: SONYブースです。SONYさんは今回真新しい製品はないのですが、なんとこのCP+会場の中で最大の面積を占有しています。荻窪さんとしては、今回のSONYさんはどんな感じなのでしょうか?
荻窪: そうですね、一番の目玉は最大のブース面積をとったからこそできるバスケットコート。なぜバスケットなのかというと、SONYさんもやはり超高速連写がカメラ売りなので、特に最高の「α99 II」と昨年の12月に出た「α6500」のAFをこちらで試すことができます。
ギュイーン: なるほど。
荻窪: 新製品を見せるよりも、セミナーや体験コーナーで「お客様に製品を知ってもらおう」ということをすごく具現化しているブースになっていると思います。
ギュイーン: Nikonブースにやって来ました。荻窪さんとしては今回のNikonブースどんな感じでしょうか?
荻窪: 世界を代表するカメラメーカーがNikonとCanonでNikonが百周年記念です。
ギュイーン: そうですね、百周年記念ありましたね。
荻窪: 昨年の目玉だったNikon DLシリーズは残念ながら発売中止になってしまいましたので今回新製品はありません。それでNikonの一眼レフとKeyMissionという新しいアクションカメラを中心に展示しています。
荻窪: 実はNikon百周年記念なので、百周年記念に向けた製品が用意されているはずです。祈っている!
ギュイーン: ハハハ、お祈りしましょうと!(笑)
ギュイーン: というわけで、CP+2017を駆け足で見て来ましたがいかがでしたでしょうか?
荻窪: 実はですね、ここで初お披露目という新製品が少ないということで、もしかしたら面白くないんじゃないかと言われていましたが、賑わっていましたね。
ギュイーン: そうですね。
荻窪: 新製品が少ないことでセミナーや体験コーナーが充実していて、来場された方はカメラの特徴を肌で感じることができて、実はこれはこれで形としてはいいのかなと。
ギュイーン: そうですね。ほんとに僕もそう思いました。各ブースがそれぞれ製品もそうなんですが趣向が凝らされていて、体験がよりリアルに感じられるのではないかと思いました。荻窪さんとしては各メーカーさんそれぞれいいカメラが並んでいましたが、一番心に残っているカメラってありますか?
荻窪: うーん、一番はちょっと言いづらいんですけど(笑)、富士フイルム、パナソニック、オリンパスは元気だったなって感じがします。
ギュイーン: 僕もそう思います!
荻窪: やっぱりミラーレスの時代が来たのかなと、ここで各社の勢いを見ているとそんな感じがしますので。
ギュイーン: 二大メーカーキャノンとニコンは古いものをしっかりと守っているという感じはしましたけれども、ちょっとミラーレス勢に押されているのかなという感覚も無きにしも非ず(笑)。
荻窪: また時代が変わる時に負けないように頑張っていただきたいなと思います。
ギュイーン: そんな感じで今年のCP+まわってきましたけれども、皆さんいかがでしたでしょうか?来年も楽しみにしていたいと思います。ありがとうございました。
荻窪: ありがとうございました。歩きつかれた…笑
ギュイーン: 腰が痛い…
荻窪: そうそうそう(笑)
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。
2011年「ビデオデザイナー」を名乗り、YouTubeに動画投稿開始。歯に衣着せぬ関西弁のレビューとクオリティの高い編集が人気を呼ぶ。2015年、YouTube動画を通じて松岡宏行と出会いスイスイ株式会社の動画マーケティングディレクタに就任。