解説:デジカメライター 荻窪圭
ギュイーン: 世界を変える高速連写、OLYMPUSブースにやって来ました!「OM-D E-M1 Mark II」今回の目玉だと思いますが、トリセツ的にはガッツリと他の動画で触れてますよね。(笑)
荻窪: はい、OLYMPUSさんが年末に発売したOM-Dシリーズのフラッグシップ機で、超高速連写と超高速AFとブレないっていう、もっとブレていいのにブレないというその三つがポイントになります。
ギュイーン: 非常にこのブースが趣向を凝らした作りになっているので、一つひとつ見ていきたいと思います。
ギュイーン: まずは、深度合成撮影にチャレンジ!こういうディスプレイになっていてマクロのレンズが付いてます。ちょっと、荻窪さんにやってもらいましょう。
荻窪: マクロ撮影時はピントの合う範囲が凄く狭いので、全体にピントを合わせたりするのが大変なんです。絞り込んでも難しい。そこでピント位置を変えながら8枚撮影して、その8枚を合成して全部にピントが合う、つまり遠くまでピントが合った一枚を作ろうというのが深度合成撮影です。
荻窪: では、実際に深度合成撮影をしてみたいと思います。シャッターを手で押すとブレてしまうといけないので、レリーズを使って撮影をします。いきます!ハイ、撮影が終わりました、見てみましょう。
荻窪: 素の状態だと前にピントが合って後ろがボケてます。
荻窪: でも今撮影したものを再生すると…
ギュイーン: ウォオオオーーー!
荻窪: 後ろまで綺麗にピントが合ってます!これマクロ撮影する時、特に製品写真とか撮る時にいいんですよ。
荻窪: でも今撮影したものを再生すると…
ギュイーン: ウォオオオーーー!
荻窪: 後ろまで綺麗にピントが合ってます!これマクロ撮影する時、特に製品写真とか撮る時にいいんですよ。
荻窪: 今度は手持ちに挑戦です。結構撮ってる時ブレてしまいましたが、さて。
荻窪: オー、ちょっとかっこいい。合成されてこうなりました。
ギュイーン: 今度は「プロキャプチャ撮影体感」です。まずは、「プロキャプチャモード」とは何なのかということを教えてください。
荻窪: ハイ。簡単に言えば超、超高速連写のことなんですが、決定的瞬間だと思ってシャッターを切るじゃないですか?その時、一番間に合わないのは人間なんです。アッ、と思った時にシャッターを切ったらどんなに連写が早くても、決定的瞬間は終わってます。そこで「プロキャプチャーモード」を使います。
荻窪: このモードはシャッターを半押しした時点ですでに中で撮影が始まります。ここだ!という瞬間にシャッターを押すと、押した瞬間のちょっと前から記録を始めているので決定的瞬間を逃さない。カメラ少年の憧れだったミルククラウンが撮れると。ミルククラウンてミルクが跳ねるとポンって波紋ができるんですが、跳ねたのを見てからシャッターを切ったのでは、人間の反応速度的には絶対に間に合わないんです。そんな時に「プロキャプチャーモード」を使えば、跳ねた直後にシャッターを切ってもちょっと前から記録してくれるので間に合います。
ギュイーン: では今からそれを体験してみたいと思います。
荻窪: ミルク、滴れて、ます?
ギュイーン: だんだん水滴が大きくなってます!来る来る!アッ!
荻窪: (カシャ!)あっ、あー遅い…
ギュイーン: ハッ、ハッ、ハハハ!撮れてるんですか、ちゃんと?
荻窪: ハハハハ、超不安なので確認します。今はヤバいっていう感じでした…
ギュイーン: これ波紋が終わってます。何も写ってないじゃないですか。
荻窪: さかのぼってみて、おお?
ギュイーン: お、キタ?キタ?
荻窪: 水紋がキター!お、お!
ギュイーン: ん、イケてる?
荻窪: おっ、お!お!お!
荻窪: おー撮れてたー!
ギュイーン: イケてます!
荻窪: ということで、あんなタイミングでも撮れてしまうという怖ろしい機能です。人間堕落しますね、コレ(笑)。
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。
2011年「ビデオデザイナー」を名乗り、YouTubeに動画投稿開始。歯に衣着せぬ関西弁のレビューとクオリティの高い編集が人気を呼ぶ。2015年、YouTube動画を通じて松岡宏行と出会いスイスイ株式会社の動画マーケティングディレクタに就任。