解説:デジカメライター 荻窪圭
ギュイーン: はい、キャノンブースです。キャノンは注目機種が3機種あると思うんですけど、僕としては一番気になっているのが、ミラーレスの「EOS M6」です。
ギュイーン: ちょと前に出ていた「EOS M5」と何が違うのか、またどういったコンセプトで作られているのか気になるところです。
荻窪: はい、M5の特徴はEOS Mシリースで初めてEVF(電子ビューファインダー)を搭載したことです。そして、M6はこのファインダーが無くなりました。
荻窪: つまり、今までのMシリーズと同じような使い方ができてちょっとカジュアル系というのがM6。そして、EVFを本体に取り付けることもできます。またEVFを取ると何がいいかというと、ほら自撮りができます。
ギュイーン: あーなるほど。
荻窪: 気軽にコンデジのすごくいいヤツみたいに使いたい人や自撮りしたい人、時々ファインダーが必要な人はM6が良いし、ファインダーを覗いてじっくりと撮りたい人はM5が良いといった使い分けになります。
ギュイーン: なるほど。
荻窪: 大きな声では言えませんが、今までの「EOS M」シリーズってちょっとAFが遅いとか暗い場所が苦手とかあったんですが、キャノンさんは「デュアルピクセルCMOS AFセンサー」っていう他社にはない技術を持っていて、それが遂にEOS M5から搭載されました。AFが早く快適になり、なんだろう、一皮むけた?
ギュイーン: 一皮むけた!?
荻窪: ミラーレス機として一皮むけたカメラが「EOS M5」、それから今度出た「EOS M6」となります。
ギュイーン: 先ほどちょっとカメラルックスフェチの僕としていい情報を得ました。このシルバーのEVFが五千台限定ということですね。
荻窪: そうですね。シルバーのボディにシルバーのEVFを組み合わせたい人は五千台限定。それを逃すとシルバーのボディに黒いEVFが付くということになります。
ギュイーン: なるほど
荻窪: それとキャノンさん今回の機種からBluetoothとWi-Fiを組み合わせてスマホとの連携ができるようになったので、デジカメで撮った綺麗な写真をスマホに送って、スマホからシェアしたり編集することが前よりすごく便利になりました。撮り終わってカメラをカバンの中にしまって「さっき撮った写真を見たいな」って思った時にカメラはそのままでいいんですよ。スマホを取り出してアプリを立ち上げると、Bluetoothの電波が飛んでカメラを起こすことができます。
ギュイーン: ケータイから起こせるんですね。
荻窪: そうそう。今までのようにカメラを取り出して、Wi-Fiをオンにして、スマホも取り出してということはしなくていい。
ギュイーン: ちなみにこの白いリングが付いたレンズはなんでしょう?
荻窪: これは「EOS M」用のマクロレンズです。マクロレンズってすごく被写体に近づいて撮るのでレンズの影が出やすくライティングが難しいんですよ。でもこのレンズはなんと、、、光ます。
ギュイーン: ハハハ、なるほど!すごいですねーコレ!
荻窪: これだと腕時計なんかは撮るのが難しいんですけど、これだっとグッと近づいて光れせれば綺麗に影ができるので、誰でもくっきりとした光りものが撮れます。
ギュイーン: すごいいいじゃないですか、このレンズ。あんまり他のメーカーは出してないんじゃないですかコレ?
荻窪: このアイディアも全社出せ!って言うくらいの面白いアイディアです。
ギュイーン: さて、あとは一眼レフのエントリーモデルが2機種出ています。
荻窪: はい、左手に持っているのが「EOS Kiss X9i」、右手に持っているのが「EOS 9000D」。実はこれ中身はほとんど同じです。違いは「EOS Kiss X9i」の方が操作がシンプルでファミリー向け、カメラに慣れてない方でもすぐ使えます。そして、「EOS 9000D」の方は本格的にやりたい方向けで、液晶モニターがあったり、ダイヤルの数も多いので自分で細かい設定をして本格的に撮りたい人向けということになっています。
キャノン
CANON EOS M6
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。
2011年「ビデオデザイナー」を名乗り、YouTubeに動画投稿開始。歯に衣着せぬ関西弁のレビューとクオリティの高い編集が人気を呼ぶ。2015年、YouTube動画を通じて松岡宏行と出会いスイスイ株式会社の動画マーケティングディレクタに就任。