どのレンズキットを買えばいい?
4つのレンズの特徴を見てきました。
ではどういう人にどういうレンズキットが向いているのでしょう?
EOS Kiss M・EF-M15-45 IS STM レンズキット
安くシンプルに済ませたいならこれ
もっともベーシックなレンズキットで、価格も10万円以下。APS-Cサイズのセンサーを搭載し、EVFやバリアングル式モニタを搭載したミラーレス一眼がこの価格というのはかなりお得です。
広角から中望遠どまりの3倍ズームレンズなので、せっかくミラーレス一眼を買ったのだからもっといろんな写真を撮りたいと思うかも。そんなときは用途に合わせて追加でレンズを買うのがおすすめです(2018年4月現在でEF-Mレンズは6種類しかないのであまり悩まずに済むかも)。
スマートフォンで撮っていたような写真をもっと高画質で楽しく撮りたいという人は、まずこのキットからはじめるのもいいでしょう。
つまり「安くシンプルに済ませたいならこれ」。
※本文内の価格情報は2018年4月17日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
EOS Kiss M・ダブルレンズキット
はじめてのデジタル一眼で迷ったらこれ
デジタル一眼ははじめて、だからどんなカメラがいいかわからないという人にお勧めなのがこのキット。
15-45mmで広角から中望遠までの基本的な撮影範囲をカバー。さらに2本目のレンズである22mm F2で背景がボケる「デジタル一眼らしい」写真を撮れます。
このキットなら、ズームレンズの便利さと、単焦点レンズのクオリティやコンパクトさの両方を楽しめるでしょう。
日常のスナップに加えておしゃれなテーブルフォトや、背景がふわっとぼけた写真も撮りたいならこれが一番。レンズ交換の楽しさも味わえるでしょう。
つまり「はじめてのデジタル一眼で迷ったらこれ」。
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EOS Kiss M・ダブルズームキット
子供の行事やスポーツ、動物を撮るならこれ
広角から中望遠の標準ズームレンズと、中望遠から望遠の望遠ズームレンズというズームレンズ2本のキット。
このキットなら広角から望遠まで幅広く撮れるので人気ですが、望遠ズームレンズは人によって使用頻度が大きく異なります。
運動会など子供の行事を撮る、スポーツを撮る、遠くから動物を撮るなど、望遠レンズが必要なシーンでの撮影があるのなら必須のキット。日常のスナップ撮影がメインで、特に遠くのものを撮りたいということがないのであれば、望遠ズームレンズは持ち歩かなくなっていくかも。
つまり「子供の行事やスポーツ、動物を撮るならこれ」。
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EOS Kiss M・EF-M18-150 IS STM レンズキット
何でも撮りたい欲張りな人にはこれ
4つのレンズキットのうちもっとも高価になりますが、高倍率ズームレンズのキットです。便利ズームと呼ぶ人もいます。
メリットは「1本で広角も望遠も近い被写体も遠い被写体もすべて撮れる」こと。ダブルズームキットに比べると広角も望遠も少し弱いのですが、実用面では問題ないでしょう。
少々価格が張ることと、レンズのサイズが望遠ズームと同じくらいで長めなので、持ち歩くときちょっと嵩張ります。
レンズ交換なしでたいていの用途を賄えるので、嵩張るコンデジくらいの感覚で使えます。 ペットや子供を撮ることが多いなら、近くにいるときも遠くにいるときも瞬時に対応できるこのレンズがお勧め。
旅行へ行くときもレンズ交換無しで幅広く撮れるこのレンズは重宝するでしょう。
つまり「何でも撮りたい欲張りな人にはこれ」。
※本文内の価格情報は2018年4月17日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
という結論です。
まずベースとなる「15-45mm」で撮影した写真を見て、「望遠が足りない」と思ったら、ダブルズームキットか「18-150mm」のレンズキットを、背景がぼけた写真が欲しいと思ったらダブルレンズキットを見当するのがいいかも。
スマホで写真の面白さにはまった人はぜひミラーレス一眼を考えてみましょう。
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老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。