iPhone 11 Pro、気に入っています。毎年iPhoneを買い換えていますが「お、今回のはいいなあ」と感じたレベル。完成度が高くて、いい感じに馴染んでいます。
そんな話。
準備完了したらまず充電。充電は大事です。
今回、iPhone 11 Pro/Pro Maxは、付属するUSB電源アダプタが新しくなりました。
少し大きくなりましたが、18Wの高出力になり、電源アダプタ側の端子もUSB-Cになり、ケーブルもUSB-C - Lightningに変更されています。
付属のアダプタを使うことで、高速充電が可能です。市販の製品を使うなら18W以上の出力を持つUSB PD対応の電源アダプタを使うとよいでしょう。
では使ってみたいと思います。
手に持った感じはちょっと重め。iPhone XSより10g重くなり、ほんのちょっと厚くなっています。その辺は搭載するバッテリーの容量が増えたからでしょう。
続いて「ケース」です。
新しいガジェットは「購入して数日間が一番落としやすい」というのがわたしの持論。まだ形状や質感や重量バランスに手が慣れていないため、気をつけていてもどうしても落としやすくなるんです。そのため、最初の10日間こそ、ケースに入れるのがおすすめ。
いつもはサードパーティ製の安いものを使うのですが、今回はアップル純正ケースを購入してみました。
せっかくのミッドナイトグリーンを隠さないクリアケースが純正で用意されたからです(iPhone XR用にはじめて用意されたくらい、今までクリアケースは出していなかったのです)。
これが大正解。質感もさすがですし、カメラ回りを微妙に保護してくれる形状もさすがです。お高いんですけどね。
これで一安心。ちなみに保護フィルムは貼らない派で、貼ったことないので今回もなし。
ではスイッチを入れてロックを解除です。
これがよい。
FaceIDでロックを解除するわけですが、それが速くて自然になったのです。
iPhone XSまでのFaceIDは顔を近づけすぎると認識してくれませんでしたが、iPhone 11 Proはかなり近づけてもOK。しかも速いので、気がついたらロックが解除されてホーム画面になっている感じで快適。
今回、インカメラの画素数が上がり、レンズも広角になりましたので、その恩恵かと思います。FaceIDによる顔認識はインカメラとその横にある赤外線照射の両方を利用しているので、そのときの角度が広くなったのでしょう。
いきなり進化点が出てきました。iPhone Xから始まった、さまざまな取り組みの完成度が一気に上がってきた感ありますね。
今回、iPhoneで新しくできるようになったことは特になくて、ひとつひとつのクオリティがぐんと上がって、さくさく動くのが気持ちいい感じ。
体感しやすいのはディスプレイとサウンド。
まあ、ディスプレイはiPhone XSと比べても、通常の利用では大きな差は感じないでしょう。しかし、ぱっと見ではわかりづらい違いだけれども、確かに黒がぎゅっと締まって印象的になっています。
それに対してサウンドはすぐわかります。それなりに音響に凝った映像番組でも見ると「え、全然ちゃうわ」ってなるレベル。
iPhoneで映画を観る人なんかは、かなり違いを感じるかと思います。
この辺は毎年着実に進化してますって感じですね。
あとはまあ、さくさく動いて快適になった他は、iOS13が搭載されたことでいくつかのアプリのデザインが変わり、ダークモードが使えるようになり、写真アプリで編集できる内容がぐっと増えました。順調に進化している感じです。
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老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。