RICOH Handy Printerの活用法
一通り、使い方が分かったところで、どのような場面で活用できるのか試していきましょう。
まず購入のきっかけにもなった、封筒の宛名書きを試してみます。ここでまた残念な発見をしてしまいました。Androidアプリでは、縦書き、横書きを選べるのですが、iOS端末アプリは、横書きのみで、縦書きは選べません。
iOS端末アプリは後から追加されたアプリなので、今後、改善するのかもしれませんね。仕方ないので、Androidアプリを使い、横書きで郵便番号、縦書きで住所や名前を記載します。難易度が高かったのは、郵便番号の部分。位置合わせが難しく、フォントサイズによって文字の間隔が変わってくるので、きちんと枠内におさまりません。
何度か練習して、封筒に合わせて、適正なスタート位置とフォントサイズを見つけるか、諦めて枠外に郵便番号を記載するほかないようです。
ちなみに、宛先はアプリに登録が可能なので、一度入力してしまえばその後の印刷が楽になります。
ここまでテキスト印刷と画像印刷をご紹介してきましたが、QRコード印刷も便利です。アプリ画面からQRコードを選び、タイトルにサイト名、本文にサイトURLを入力して右上のチェックボタンをタップすると、QRコードが自動生成されました。誤り訂正レベルは4段階、セルのサイズは3段階から指定ができます。
一辺の最大サイズは2.7mmとさほど大きくはありません。左から右へ直線的に動かす【ローラーモード】で印刷を行います。名刺にQRコードを追加したい場合などに使えそうですね。
続いて、家庭用プリンターでは絶対に印刷できない、ダンボールに印刷してみましょう。ダンボールの上面はもちろん、側面にも印刷できるのが、RICOH Handy Printerならではの強み。例えば、倉庫や物流関係の現場で、ダンボールを積み上げた状態でも、ダンボールの側面に社名や管理番号を印刷したり、バーコードを印刷したりすることも可能です。
バーコードの印刷には専用アプリ「Handy Printer by RICOH」のWindows版が必要です。また、ダンボールの種類や状態によって、印刷したバーコードが読み取れない場合もあります。
ダンボールと同じく、家庭用プリンターでは印刷しづらいのが、ノートなど厚みのある冊子の宛名書き。わが家には、小学1年生の娘がいるので、この春は、教科書やノートなど、数え切れないほど宛名書きをしました。もしあの時に、ハンディプリンターがあれば、あの苦労もなかったのに…!と悔しくてなりません。
わが家では、カレンダーや手帳に予定を書き込む際にも大活躍。例えば、子どもの習い事などの1年分のスケジュールを書き込んでいくのは一苦労ですが、アプリに登録すれば、繰り返し印刷が可能です。
また小さなお子さんがいるご家庭では、保育園や幼稚園に持っていくものすべてに名前を書かなくてはいけません。RICOH Handy Printerはインクジェット方式なので、ビニール袋などへの印刷には向きませんが、紙製品であれば、オムツのように厚みや柔らかさのある素材でも、このように印刷できます。
またRICOH Handy Printerのサイトでは、タオルハンカチや上履きといった布類にも印刷可能と紹介されていましたが、洗濯すると色が落ちて文字が薄くなってしまうので、実用性は低そうです。
まとめ
RICOH Handy Printerを詳しくご紹介しました。あまりにも面白くて、いろいろなものに印刷しているうちにインクの残量が50%を切ってしまい、主人には「そろそろ返してくれ〜!」と言われています。(通常1本のインクカートリッジで、約320枚程度の印刷が可能だそうです。)
オフィスはもちろん、プライベートでも活躍する一台。皆さんも手に入れてみませんか?
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主婦目線でコスパのいい家電探しが大好きなアラサー。家電屋の近くを通りかかると店内に吸い込まれがち。好奇心旺盛で、新作はとりあえず触ってみたい人。