E-M1Xは超高速連写がすごい
次は速さ系。画像処理エンジンを2つ搭載して、より高速な処理が可能になりました。
たとえば連写。通常のAF/AE追従連写でメカシャッター使用時に最高秒15コマ。さすがフラッグシップです。さらに電子シャッター使用時は最高で秒18コマまでいけます。
AF/AE固定なら、電子シャッター使用時に最高秒60コマ。もちろんフル画素です。速すぎますね。
プロキャプチャーモードなら、半押ししている間も指定した枚数バッファに画像を溜め込んでおきますから、シャッターを押した瞬間、その直前の写真も取り込んでくれます。
こちらはカワセミが飛び立つ瞬間。プロキャプチャーモード万歳ですな。飛び立つ寸前に予備動作がある(ちょっと身体を沈めるとか)鳥はよいけれども、それがないとプロキャプチャーモードさまさまなのです。
AFは像面位相差AFセンサーを使い、121点のAF。これはE-M1 Mark IIと同じですが、インテリジェント被写体AFが搭載されました。あらかじめ被写体を選ぶ必要がある上に、鉄道・飛行機・モータースポーツと今のところ認識するターゲットが限られてますが、これはなかなか優秀です。
被写体を指定することでそれをしっかり追尾してくれます。
そしてAF追従で高速連写(メカシャッター)。
結果がこちら。ちゃんとこちらに向かってくるロマンスカーを追いかけてくれました。
将来はターゲットになる被写体の種類を増やして欲しく思います(やはり、動物と鳥は欠かせないよね)。
このように、ブレない、速い、AF賢いのがE-M1Xです。
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老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。