シグマはLマウントアライアンスで
各社各マウントに対応したレンズをラインナップする交換レンズメーカーですが、カメラメーカーでもあり、SAマウントのミラーレス一眼dp Quattroでも知られているシグマ。今年もシンプルで美しいブースデザインがたまりません。
特にレンズのラインナップをArt、Contemporary、Sportsの3ジャンルに分けた頃から評価がぐっと上がり、大きくて重いけれどもクオリティが非常に高いArtシリーズは写真好きから高い評価を得ています。
とはいえ、今回の目玉は、ライカ、パナソニックともに「Lマウントアライアンス」に参加したことでしょう。
シグマ社は各社のレンズをLマウントにコンバートするコンバーターやLマウントレンズを2019年から開始し、Lマウントのフルサイズセンサーミラーレス一眼は2020年に発売予定です。
新マウントのミラーレス一眼が登場するとき、最初に気になるのがレンズラインナップの展開。Lマウントはライカ社のマウントなのでライカのレンズはある程度ありますが、価格面で非常に高価。でも豊富なレンズをラインナップするシグマが参加するとなれば、ぐっと有利になります。Lマウント化が予定されているレンズはクオリティ重視の大口径単焦点レンズ群ですが、同社のSAマウントからのコンバーターも発売されるため、それを加えればレンズの心配がもっとも不要な新マウントといっていいでしょう。
ZEISSではLightroom内蔵カメラを展示
その他のブースもチェックしてみましょう。
注目はZWEISS社。ソニーのEマウント用レンズも出ていましたが、
注目はLightroom内蔵カメラ「ZEISS ZX1」。
これ、AdobeのLightroomが内蔵されており、撮ったその場で現像してシェアできるというコンセプトです。Android内蔵カメラ自体は昔から登場したり消えたりしていますが、Lightroom搭載のハイエンド機ははじめて。参考出品ですが発売が楽しみです。
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。