【カメラメーカーのトリセツ】オリンパス編

PENとOM-Dでミラーレス一眼市場を開拓したオリンパス (2/2)

2019.02.24
トリセツ編集部/荻窪圭

シリーズ別の選び方

オリンパスのミラーレス一眼を選ぶときは、まずOM-DにするかPENにするかを決めましょう。


OM-D


E-M1シリーズ

プロカメラマンによる使用も念頭においたハイエンド機で、マイクロフォーサーズとしては大きめのボディですが、その分信頼性は抜群。

防塵防滴に優れていて多少濡れても壊れませんし(汚れたら水をかけて洗っちゃうという人も←おすすめはしませんが)、手ブレ補正は超強力ですし、ファインダーも大きくて見やすいし、連写も高速。

ミラーレスにしては頑丈なのもウリのひとつでしょう。

フルサイズに比べると圧倒的に交換レンズを含めた全体の重量やサイズが小さくなりますから、機動力が上がります。

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E-M1 Mark II(2016年発売)

2019年1月にはE-M1 Mark IIの上位モデルとして、モータースポーツなど望遠レンズを使った過酷な撮影に向いたE-M1Xを発表。さらに手ブレ補正の強化、水に濡れても大丈夫な防塵防滴性、AIを使った被写体認識追従AFなど先進の機能を取り入れています。縦位置用シャッターも加えた大きめボディのカメラです。

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E-M1X。2019年1月の製品発表会にて。

E-M5シリーズ

初代OM-Dを受け継ぐシリーズですが、E-M5 Mark IIが2015年発売、としばらく新製品が登場していないのが気になるところです。

中央のファインダー部がぴょこんととんがったデザインが魅力的。

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E-M5 Mark II(2015年発売)

E-M10シリーズ

小型軽量で低価格なボディながら使い勝手はミドルレンジ並。カメラっぽいカメラが欲しい人や、趣味のカメラを楽しみたい人には非常に敷居が低くておすすめできます。

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E-M10 Mark III(2017年発売)

PENシリーズ


PEN-F

フィルムカメラ時代、レンズ交換式カメラとして登場したPENが「PEN F」でした。その名を蘇らせた、PENシリーズのハイエンドモデルで、PENシリーズでは唯一のEVF搭載機。

レトロなデザインも凝っており、趣味道楽のミラーレス一眼といっていいでしょう。2016年のモデルですが今でも人気です。

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PEN-F(2016年発売)

PLシリーズ

毎年のように出ている、エントリー向けミラーレス一眼のPL。Pen Liteの略です。

180度チルトして自撮りができ、操作は非常にシンプルでオートでの撮影がメイン。特に女性に人気を博しました。

最新版はPL9です。

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PEN E-PL9(2018年発売)






まとめ

フルサイズセンサーのミラーレス一眼が巷を賑わせている中、オリンパスのマイクロフォーサーズはセンサーの面積がフルサイズの約1/4と小さいため画質面での不利は否めません。

ただその分、ボディやレンズをコンパクトにできるため、システム全体の機動力は抜群に高く、プロのカメラマンにも仕事に応じてフルサイズとマイクロフォーサーズを使い分けている人は多くいます。実はフィルム時代の一眼レフは今のOM-Dくらいの大きさでした。ほどよいサイズ感なのですね。

ミラーレス一眼の歴史が長く、オリンパスとパナソニックの両社からレンズが出ていることもあり(他にシグマなどサードパーティ製レンズもある)、種類は豊富。

その中で、E-M5/E-M1/PEN-Fの中・上位モデルには「頑丈で防塵防滴で過酷な現場にも強い」「最強の手ブレ補正機構搭載」という他社にはない良さがあります。

タフな現場でガシガシ使いたい人は中・上位モデルを、新しくデジタル一眼を始めたい人はコストパフォーマンスが非常に高いE-M10シリーズを、気軽にデジタル一眼を楽しみたい人はPLシリーズを狙うのがいいでしょう。

廉価でコンパクトな交換レンズが多く、複数のレンズを気軽に持って出られるのも良さですから、デジタル一眼入門にも体力的に重い機材は避けたいときの撮影旅行にもおすすめです。


(写真:一部製品写真を除き、荻窪圭撮影)

※カメラの分類は編集部が独自の判断で行ったものです。



E-M1 Mark II
E-M1 Mark II
OM-D E-M1X
OM-D E-M1X
OM-D E-M5 Mark II
OM-D E-M5 Mark II
E-M10 Mark III
E-M10 Mark III
PEN-F
PEN-F
PEN E-PL9
PEN E-PL9



荻窪圭
【デジカメライター 荻窪圭】

老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。