結論 - EOS Rはこんな人にオススメ
現在、EOS Rシリーズはこの1機種しかありませんから、プロから初心者まであらゆる人がこれに注目します。
カメラというのはプロ向け、写真好き向け、初心者向けで必要とされる性能や操作系が異なります。
それでは、EOS Rはどんな人に向いているか。
使った感じはちょうどど真ん中。写真好き向けのミドルクラスの製品です。一眼レフのEOSでいえば、6Dシリーズから5Dシリーズくらい。それにちょっとミラーレス一眼ならではの趣向を加えたところです。
プロがシビアで過酷な現場で使うにはこころもとないところ(連写性能や操作系やレスポンスなど)がありますし、使っていてもどかしいところも散見されます(この辺は新しい操作系を導入しているので、まだ熟成が足りないのかもしれません)。
でも、写真が好きでもっといいカメラが欲しい、本格的にやりたいという初心者から中級者には超オススメです。ヘタに一眼レフを買うよりはこちらを選ぶべきでしょう。一眼レフよりコンパクトですし、将来性もありますし、アダプターがあればレンズにも困りません。
特に感心したのはレンズ。この「24-105mm F4」と「35mm F1.8 macro」の2本があればまずは困らないはず。最初のレンズにこの2本を持ってきたセンスは素晴らしいと思います。
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老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。