【レビュー】

ニコンが本気を出したカメラらしいミラーレス一眼「Nikon Z7」 (2/3)

2018.10.03
トリセツ編集部/荻窪圭

超高速AFは快適だけど暗所は苦手かも

Z7は一眼レフユーザーが移行しても違和感が少ないように、カメラらしいカメラを作ろうと考えたようです。

伝統的なカメラらしいカメラに欠かせないのはファインダー。 老舗一眼レフブランドとしてはファインダーのクオリティが高くないと従来のユーザーはついてきてくれません。

Z7のEVFは大きくて見やすく、あまりギラギラしないナチュラルな見え具合です。

Nikon Z7
ファインダーを覗くとEVFのクオリティの高さに感心するかも。

背面モニタはチルト式。タッチパネル対応でタッチAFや各種操作に使えます。

Nikon Z7
背面モニタはチルト式なのでローアングルやハイアングル撮影も簡単。

ではいざ撮影と参りましょう。

Z7は像面位相差AFセンサー搭載のイメージセンサーを採用しています。そのため、AF-Cでも申し分ないレスポンスで被写体を捉えること可能。連写は最高で秒9コマです。

動いている被写体でも、確実にフォーカスを合わせ続けてくれます。これはFTZ(後述)+一眼レフ用の70-300mmを装着して連写した中の1枚です。
動いている被写体でも、確実にフォーカスを合わせ続けてくれます。これはFTZ(後述)+一眼レフ用の70-300mmを装着して連写した中の1枚です。zoom

AFはオートエリアAFやゾーンAF、ピンポイントAFなど多数持っていますが、顔検出が効くのはオートエリアAF時のみ。

24-70mmF4の望遠端でポートレート。ちゃんと顔検出しています。肌色はナチュラルで髪の毛もふわっとボケつつきれいに描写されてていい感じです。なんというかデジタルくさくない髙画質って感じ。
24-70mmF4の望遠端でポートレート。ちゃんと顔検出しています。肌色はナチュラルで髪の毛もふわっとボケつつきれいに描写されてていい感じです。なんというかデジタルくさくない髙画質って感じ。zoom

ピンポイントAFは、コントラスト検出AFを使って狙ったポイントに正確に合わせるモード。マクロ撮影時や花を撮るときなどに使えそうです。

ただISO10000以上が必要なくらいの超暗い場所ではAFが合いづらくなります。

設定でローライトAFをオンにすればいくらか粘りますが、他社のミラーレス一眼に比べるとやや苦手、といえるでしょう。

ISO25600でやっと1/13秒という暗い公園で。公園灯の光が当たっていれば問題なかったのですが、このときは猫が日陰にいたせいで、フォーカスがなかなか合わなくて苦労しました。
ISO25600でやっと1/13秒という暗い公園で。公園灯の光が当たっていれば問題なかったのですが、このときは猫が日陰にいたせいで、フォーカスがなかなか合わなくて苦労しました。zoom

ISO感度はISO25600まで。拡張感度を使えばISO102400まで上げられます。ちなみにZ 6は画素数が少ない分もう1段感度を上げられるので、高感度重視の人はZ 6もおすすめ。

  • 暗所は苦手だがAFは正確で高速で快適

Nikon Z7 参考価437,400円
※本文内の価格情報は2018年10月1日時点でのニコンダイレクトの価格です。


荻窪圭
【デジカメライター 荻窪圭】

老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。