・咲人×トリセツ〜カメラ対談〜【前編】
・咲人×トリセツ〜カメラ対談〜【後編】
トリセツ編集部 編集長:エマーク
ナイトメア JAKIGAN MEISTER:咲人
浅草スナップ撮影
エマーク:先日浅草まで「ライカ M10」を使ったスナップ撮影に行きましたよね。今回はその際に撮った写真を一枚一枚見ながら、「なぜこの写真を撮ったのか」「この写真の見てほしいところはココ」みたいなところを語っていただきたいと思います。
咲人:ちょっと恥ずかしい部分もありますがよろしくお願いします。
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エマーク:まずはコレ「雷門」ですね。
咲人:コレ実は撮影が終了して、帰りに通りかかった時に撮影した1枚なんです。
エマーク:パパッと撮ったやつですね(笑)。
咲人:ちょっと変わった写真を撮りがちな部分があるのですが、ベーシックな写真も押さえておこうと思ってパッと撮ったんです。そしたら、周辺減光が効いて、昭和の日本を想像させるノスタルジー感が出ました。
エマーク:なるほど。確かに出ていますね。
咲人:いわゆるプロの写真家の方々が絶対選ばなそうな写真をあえて選んじゃうっていう部分もありますね。
エマーク:なるほどね。今回、私もあえてコレを選びました。
咲人:それはどういう理由からですか?
エマーク:浅草にスナップ撮影に行ったなら雷門でしょうということで(笑)。
咲人:ベタなところですもんね。
エマーク:そして、なにより雷門の写真がコレしかなかったっていう(笑)。
咲人:確かにそうかもしれない(笑)。
エマーク:コレは人力車のイケメンのお兄さんを撮らせてもらった写真ですよね。コレ、掲載の許可もらっているんでしたっけ?
咲人:ご自身の会社でモデルをやっているらしいです。「僕が社長なので、僕がOKって言ったら大丈夫です」とご快諾いただきました。
エマーク:なるほどね。では、コレも使いましょうね。
咲人:使わせてもらってま〜す。
エマーク:次はコレ。浅草寺まで続く仲見世通りですよね。この写真のポイントは?
咲人:ポイントはシンメトリーな構図と、雷門の写真と同じく昭和のノスタルジー感ですね。。周辺減光していて、記憶の中の仲見世みたいな。こういう昭和を感じる物とか、70年代80年代みたいな昔の物が個人的に好きなんです。
エマーク:コレは何でしょう?
咲人:コレは、仲見世のお店にあったマネキンですね。実際はわからないですが、「何十年前から使っているんですか?」っていう物が結構多いじゃないですか。そういう物ひとつ取っても、歴史を感じるんです。ただ、写真を撮っている時は、そこまで深くは考えてはいないですね。
エマーク:インスピレーションですかね?
咲人:そうです。「あっ、コレ!」って惹かれた物をどんどん撮っていくっていう感覚です。このマネキンの違和感に惹かれたんだと思うんです。日本的な場所なのに、明らかに西洋風なマネキンだったので(笑)。
エマーク:コレは、わかりやすいですね。
咲人:はい、スカイツリーです。
エマーク:メインはステッカーが貼ってあるロックな感じの看板ですよね?
咲人:コレは、なぜかこの構図にニューヨークを感じたんです。なぜここにニューヨークを感じたかは、俺も謎ではあるんですけど(笑)。
エマーク:そこはインスピレーションを感じたということですよね。
咲人:スカイツリーって、この辺だとどこからでも見えるじゃないですか。高い建築物がない中に一つだけドンと出ている感じに、違和感があるような気がしていて。あと、このおじさんもポイントです(笑)。
エマーク:コレは浅草寺の入り口ですかね。ま〜コレも周辺減光が結構出ていますね。やっぱレンズの特徴なんですかね?
咲人:レンズの特徴です。絞りを開放で撮ると出やすいんですが、コレがすごく好きなんです。「Adobe Lightroom」を使えば後で足すこともできるんですが、撮って出しでこの表情になるっていうのが・・・ロマンですかね。
エマーク:ロマンですよね(笑)。
エマーク:コレは何処でしょう?
咲人:コレは、お賽銭箱の隣にあったロウソクを立てる場所ですね。
エマーク:コレはロウソクにスポットを当てて、他を結構ぼかしていますね。
咲人:こういうのが好きなんです。「何かわからないけどきれいだよね」とか、「理由はわからないけど惹かれちゃうよね」っていうところが目指したい一つのポイントなんですよね。
エマーク:次はコレなんですけど、やはり外人さんというだけで絵になりますよね。
咲人:絵になりますよね。特に浴衣とバックの浅草寺が。
エマーク:コレは多少絞っているんですか?
咲人:コレは、ちょい絞りだった気がします。絞り値が記録されないので覚えていないですが、ある程度ぼかしたかったので(絞り値)2.8くらいですかね。
エマーク:ちなみに編集部で撮影した、咲人さんが一緒に映った写真も結構いいですよ。
エマーク:コレは、仲見世通りから一本外れてきた道で、人力車を撮った感じですかね。
咲人:何かすごく浅草を感じたんですよね。
エマーク:コレは、お姉さんがお店(カフェ)のフクロウを連れ出していた時の1枚ですよね。なかなかこっちを見てくれず、かなり苦労して撮っていたような記憶がありますね。
咲人:そうですね、蝶々をずっと目で追いかけていて。
エマーク:フクロウが結構動いていたじゃないですか。となると、フォーカスを「ライカ M10」で合わせるというのは至難の業だったんですかね?
咲人:何枚も撮って、数打ちゃ当たるという方式でしたね(笑)。
エマーク:コレは、吾妻橋からちょっと横に入った水上バス乗り場の一枚だと思うのですが、この浴衣の男女がいい味出していますね。
咲人:多分外国の方なんですけど、やっぱ浴衣って絵になりますよね。
エマーク:コレは、確か東武線が走っていて、そこから見えたスカイツリーですかね。
咲人:ポストカード風を狙って撮りましたねコレは。
今後挑戦していきたいこと
エマーク:カメラを使って、今後挑戦したいことはありますか?
咲人:漠然とした答えになるかもしれませんが、著名な写真家の方や、歴史に名前が残っているような写真家の人達っていうのは、独自の視点や、撮影方法を確立している方が多いと思うんです。音楽もそうなんですけど、写真でも個性や独自性を出していけたらなっていうのはすごく感じています。
エマーク:元々はミュージシャンじゃないですか。例えば、写真と動画とそして音楽をミックスして個展を開くというのはどうでしょう?
咲人:それは一番やりたいことですね。動画に音楽が一番つけやすいと思うんですが、自分が撮った写真にそれぞれテーマを決めて音楽をつけていくっていうのが、理想とする個展です。ネクストメディアとまではいかないにしても、そういう表現方法は、自分がずっとやってきた音楽も活かせますしね。
エマーク:そうですね、それはすごく見てみたいですね。動画にも興味はあるんですか?
咲人:動画もチャレンジしてみたいですね。浅草一緒に行かせていただいた時の動画は、すごく映像がきれいだなと思いました。
エマーク:一眼レフで撮る動画っていうのが結構流行っています。また、手ブレを極限まで抑えた撮影ができる「ジンバル」も流行っていますので、もし興味があれば(笑)。
咲人:コレ使って撮ると、滑らかさが全然違いますよね。
エマーク:やり始めると、めっちゃハマりますよ(笑)。
咲人:ほんとハマりそうですね(笑)。
エマーク:動画沼にも是非足を入れてください(笑)。
咲人:動画も深そうですね(笑)。
トリセツを使ってみよう
エマーク:「トリセツアプリ、何ぞや?」という方もいらっしゃると思うんですが、ご存知ですか?
咲人:存じ上げています。いくつか家の家電を登録させてもらっています。
エマーク:ご存知ない方のために少し告知させていただくと、「トリセツ」というアプリをダウンロードしていただき、買った商品を登録していただくと、どこでも説明書が見られるというアプリになっています。その他に、最新の家電情報も配信している家電メディアとなっています。特にカメラをお持ちならば、便利な使い方ができるんですよ。
咲人:なるほど。
エマーク:例えば「ライカ M10」を登録すると、下の方に「作例」という項目があり「ライカ M10」の作例を見ることができます。
咲人:コレは超便利ですね。
エマーク:カメラはもちろんレンズの作例も見れますので、是非活用していただきたいですね。
咲人:コレはすごくいいですね。
エマーク:あとは、所有している機材を一覧で見ることができるので、所有感も満たせます(笑)。
咲人:大事です(笑)。
エマーク:登録のできない商品はオペレーターに依頼もでき、翌日には登録されますので、ドンドン依頼しちゃってください。
咲人:翌日には!?早い!
エマーク:あとは、やはりミュージシャンということなので、音楽機材。
咲人:それは、すごくいいなと思います。
エマーク:音楽機材も登録できるので活用してください。
咲人:そうなんですか?エフェクターとかも?
エマーク:もちろん。エフェクターだけでなくアンプやキャビ、音楽機材全般が登録可能となっています。
咲人:へー!!
エマーク:特に今、音楽機材の強化を図っている最中なので、できれば咲人さんが使っている音楽機材の一覧を教えていただければ、まず優先的にそれを登録します。
咲人:なるほど、わかりました。
エマーク:そうすると、買った商品の一覧に自分の使っている機材がバーっと出てきます。
咲人:それ、管理もしやすいですね。
エマーク:家にある紙の説明書を捨てていただければ、断捨離にもなりますしね。
咲人:確かに。説明書かさばりますからね。
エマーク:カメラユーザー、音楽ユーザーだけではなく家電商品全般に使えるので、是非ダウンロードして使っていただきたいなと思っています。
エンディング
エマーク:咲人さん、今回はカメラの魅力について語っていただきましたが、いかがだったでしょうか?
咲人:すごくカメラオタク状態になっているんですが、周りに話せる人がなかなかいないんです。マニアックな話がしづらい中、こういう場で語ることができて、すごく楽しかったです。ありがとうございます。
エマーク:また機会があれば、一緒に撮影に行ったりこんな感じで対談したりしたいですね。
咲人:是非是非。
エマーク:最後に咲人さん、あなたにとってカメラとは何ですか?
咲人:自己表現の道具ですね。そして二つ目の武器ですかね。一つ目の武器はギターなんですが、もうひとつの武器を手に入れた感じですね。
エマーク:今後は、それを磨いていくと。
咲人:磨いて、更に武器を増やしていきたいなと思っています。
エマーク:というわけで、今回はこの辺で失礼したいと思います。ありがとうございました。
咲人:ありがとうございました。
・咲人×トリセツ〜カメラ対談〜【前編】
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トリセツ編集部 編集長。トリセツの広報としてプロモーション業務とメディア運営を手がける。また各方面でプロモーション、デザイン等の業務に携わっている。