山善 電子ケトルYKG-C800を検証してみる
お湯は最大で800ml入りますが、それ以上は入れないようにしましょう(最低湯量は300ml)。ポット内側にラインが書かれているので分かりやすくなっています。欲を言えば取手側ではなく、ノズル側にあると個人的には見やすかったかなとは思いますね。
コンセントを挿すと、プレートの「電源ボタン」が点滅します。
電源プレートはタッチパネルになっており、このボタンを押すと「起動モード」になります。
選べる3つの加熱方法
電子ケトルの加熱方法は3通りあって、
- 6段階の温度(60度、70度、80度、85度、90度、95度)が選べる「温度選択スイッチ」
- 60~100度の範囲で温度を1度単位で調節できる「温度設定スイッチ」
- すぐに沸かせる「沸騰スイッチ」
を搭載しています。
さらに設定した温度で保温しておく60分間の「保温機能」もあります(※96〜100度で設定した場合は96度前後で保温)。
今回は86度に設定して沸かしてみましょう。数分で電子音が鳴り、設定温度になったことを知らせてくれます。温度計を入れてちゃんと設定温度になっているか確認してみました。
素晴らしいですね。しっかり86度まで加熱してくれています。
また、保温機能を使えば60分間86度をキープして保温してくれているので、お湯を沸かしながら何か作業をしていたとしても安心です。気付いたらお湯が冷めていた、なんて心配はなくなりますね(保温は最大で60分なので、保温ポットとして使うことはできません)。
ドリップケトルとして使えるか
続いて、大事なのは「注ぎやすさ」です。実際にドリップして試してみました。
持ち手とノズル部分が狭いためコントロールがしやすく、全く問題ありません。コーヒー用のドリップケトルと同様に扱えますし、狙った場所に、ちゃんと湯量をコントロールして注ぐことができました。
本体の重量が570gで軽いため取り回しが楽で、かつ800ml入れられるため、たくさんお湯を沸かしたい時にも便利なケトルです。
またメモリ機能も搭載しており、前回設定した温度を記録してくれています。わざわざ再度設定し直さなくてもいいのは楽でいいですね(コンセントを抜くと記録はリセットされます)。
これからコーヒーや紅茶を始めたい。
そんな方には間違いなく「買い」の電子ケトルです。コーヒー好きとして全力でオススメさせて頂きます。
ちなみに、この電子ケトル。
そのまま買い取らせて頂いたのはここだけの話。
5年前にキャンプを始めてその良さにハマり、現在では山梨県北杜市に移住し、山を開拓してセルフビルドで建てた小屋で生活。その生活では山菜採りや渓流釣り、家庭菜園などで自給自足を目指しつつ、変わらずキャンプや登山を楽しんでいる映像クリエイターです