10月3日から6日まで幕張メッセにてCEATEC JAPAN 2017が開催された。かつてはCESやIFAと並ぶ「アジア最大級の家電見本市」と言われたCEATECだが2007年以降、
国内大手メーカーやデバイスメーカーの低迷により出展規模が徐々に減少し、2016年から「CPS* / IoT*展示会」へとシフト。
2017年はIoTを中心にその膨大なビッグデータを処理するためのAI*、更にはAR*・VR*等の新技術の展示が中心となった。
技術志向かつB2B向けの展示が多い中、トリセツでは数少ないコンシューマー向け製品や技術を中心にご紹介したい。
SHARP
「8KとAIoTで世界を変える」をコンセプトに新技術を公開
8Kの臨場感、実物感、立体感が体験できる「8Kワールド」とAIとIoTを組み合わせ、 人に寄り添うIoTを具現化する「AIoTワールド」に分けられたブースで新技術を公開。
※「AIoT」は、AIとIoTを組み合わせ、あらゆるものをクラウドの人工知能とつなぎ、 家電などを人に寄り添う存在に変えていくビジョンです。「AIoT」はシャープ株式会社の登録商標。・8Kワールド
狭額縁の70型インフォメーションディスプレイ(PN-V701)を16台あ組み合わせ、8K相当の解像度を実現したマルチディスプレイ。
2017年12月発売予定のAQUOS 8K 70型(LC-70X500)は約3300万画素(7680×4320ピクセル)という解像度で ハイビジョンや4Kでは表現できない臨場感や実物感、立体感を生み出す。 4K・8K放送を受信するチューナーを搭載しない等の課題もあるが2018年3月末までに1,000台という目標を掲げる。
326ppiの超高精細をほこる27型 8K HDRモニタ。
・AIoTワールド
中央のステージでは開発中のホームアシスタントロボを使ったスマートホームのデモを実施。 据置型のロボットは会話を通じて利用者の意図を理解し、赤外線通信や無線LANを介して機器を制御する。
スマートホームの中核である開発中のホームアシスタントロボ。
今回のCEATECではヘルスケアデバイスも数多く出展されていた。 SHARPでは食事をする際に耳にかけるだけで咀嚼回数やスピード等を計測し、健康維持・増進をサポートする「bitescan(バイトスキャン)」を展示。
COCORO+(ココロプラス)
「人に寄り添うサービス」をコンセプトに誕生した、AIoTの新ブランドのサービス群を展示。
・COCORO KITCHEN(ココロキッチン)毎日の料理を楽しく簡単、ヘルシーにトライできるヘルシーパートナーアプリ。
ヘルシオデリ人気シェフの厳選メニューが気軽に楽しめるサービス。 WEBで注文すると食材が届きウォーターオーブン ヘルシオ・ヘルシオホットクックに入れてセットすれば、 あとはおまかせで料理が出来上がる。
・COCORO EMOPA(ココロエモパー)
スマートフォンの人工知能エモパーがシーンにあった情報を話しかけてくるサービス。
ROBOQUL(ロボクル)クルっと回る充電台。インカメラに反応し振り向いて情報を伝えてくれる。今すぐ知りたいときは「ハロー、エモパー」でOK。
・COCORO GAME(ココロゲーム)
カジュアルゲームから大作まで、ゲーム機なしで始められるサービス(月額500円税抜)。
・COCORO VIDEO(ココロビデオ)
レンタルショップを超える180,000本のタイトルが高画質で見放題(月額500円税抜から)。
・COCORO MUSIC(ココロミュージック)
ご家庭のテレビが音楽プレーヤに。1,500以上のプレイリストが聴き放題(月額300円税抜)。
・COCORO VISION(ココロビジョン)
利用者にあったコンテンツの視聴提案等、テレビライフを支援するスマホアプリ。
トリセツ編集部 編集長。トリセツの広報としてプロモーション業務とメディア運営を手がける。また各方面でプロモーション、デザイン等の業務に携わっている。