日本時間13日深夜2時、久し振りに身震いした方も多いのではないだろうか。 Appleの新製品発表イベントが終わり、今何を考えていますか?
「新しいiPhoneを買う!」
「今持っているiPhoneを継続して使っていく!」
「しばらくは様子見だ!」
従来通りならばiPhone 7sが出るはずが、iPhone 8シリーズ、そしてiPhone X。 まるでiPhoneの打ち止めにも見える「X」という文字。
iPhone Xは今までのiPhoneに終止符を打ったものなのか、それとも新しい時代の幕開けなのか…。 どちらにせよ、今後のAppleから目が離せないことは言うまでもない。
色々思うこともあるでしょうが、ここで一度発表された製品を改めて振り返ってみよう。 今回発表された製品は
iPhone X
詳細を見るiPhoneの10周年記念としてふさわしい、iPhone。 「iPhone X(テン)」は今までのiPhoneと大きく変わり、ホームボタンが廃止され、フロント全面フルスクリーンの5.8インチ端末。 OLEDディスプレイの「Super Retinaディスプレイ」が搭載されたことで「iPhone 8 Plus」より端末サイズは小さいのにディスプレイが大きいのが驚きだ。
また、指紋認証システムの「Touch ID」も廃止され、代わりに顔認証システムである「Face ID」を搭載。
カラーはシルバーとスペースグレイの2色となり、iPhoneシリーズ初期のカラーバリエーションの選択肢に戻る形となる。
ストレージ容量は64GB、256GBの二択。
iPhoneで初めてのワイヤレス充電に対応する「Qi(チー)規格」を採用。
ワイヤレス充電器が同梱されるのではなく、アクセサリーメーカーの製品を利用することになる。
iPhone X
●予約受付:10月27日
●発売:11月3日
●販売価格(税別)
64GB:11万2,800円 / 256GB:12万9,800円
AirPower
詳細を見るiPhone X・iPhone 8・iPhone 8 Plus・Apple Watch Series 3・AirPods用の新しい無線充電ケースなど、複数の製品を同時に充電できるワイヤレス充電マット「AirPower」も来年発売予定。 わずらわしかったケーブルの管理がこれですっきりし、シンプルに、そしてスマートな充電が可能となる。
AirPower
●発売 2018年
iPhone 8
詳細を見るiPhone 8 Plus
詳細を見るiPhone 7 / iPhone 7 Plusからのデザイン変更はなく、ホームボタンや指紋認証システム「Touch ID」は健在。
だが、新機能としてワイヤレス充電は対応する。
背面が以前のiPhone 4シリーズを彷彿とさせるガラス製パネルを採用。スマートフォン史上最も強靭なガラスをうたう強度の高いカスタムガラスを使用。落下しても割れづらいガラスであることを期待したい。
一見するとiPhone 7 / iPhone 7 Plusと代わり映えしないが、プロセッサが「A11 Bionic+二ューラルエンジンM11モーションコプロセッサ」に進化しており、性能向上を期待できる。
カラーはスペースグレイ、シルバー、ゴールドの3色で、ストレージ容量は64GB、256GBの2種類。
iPhone 8が4.7インチ、iPhone 8 Plusが5.5インチで、従来通りとなっている。
iPhone 8
●予約受付:9月15日
●発売:9月22日
●販売価格(税別)
64GB:7万8,800円 / 256GB:9万5,800円
iPhone 8 Plus
●予約受付:9月15日
●発売:9月22日
●販売価格(税別)
64GB:8万9,800円 / 256GB:10万6,800円
Apple Watch Series 3
詳細を見る従来のApple WatchではiPhoneがすぐそばにないと機能のほとんどが使えなかったが、Apple Watch Series 3では待望の「Cellular(携帯電話回線内蔵)モデル」が加わる。
SIMカードはiPhoneで使用している「nano SIM」ではなく、「eSIM」を搭載。
Apple Watch単体で電話をかけたり、ストリーミングで音楽を聴けるため、よりスポーツやビジネスシーンでの活躍が期待できる。
SIMカード搭載なしのGPSモデルと、モバイルデータ通信対応のGPS+Cellularモデルの見分け方として、GPS+Cellularモデルは赤いリューズになっている。
気になる点としては格安SIMが利用できるかどうか。 大手3キャリアから離れているユーザーにとっては大きな問題である。
Apple Watch Series 3
●予約受付:9月15日
●発売:9月22日
●販売価格(税別)
GPS+Cellularモデル:4万5,800円 / GPSモデル:3万6,800円
Apple TV 4K
詳細を見る4Kよりもさらに高画質な4K HDRに対応したApple TV 4K。
iPad Proに搭載している6コアのA10X Fusionプロセッサを搭載し、映画やビデオだけでなく、ゲームアプリも高画質で楽しめる。
リモコンは前モデル同様に「Siri Remote」にも対応している。
Apple TV 4K
●予約受付:9月15日
●発売:9月22日
●販売価格(税別)
32GB:1万9,800円 / 64GB:2万1,800円
まとめ〜iPhone X は買いなの?〜
以上が今回発表された新製品。
正直な感想を言うと、今回のiPhone Xは相当なお値段。
購入するのにはかなりの覚悟が必要かも。
「この価格なら下手したらMacBookを買える?」と思ったのは私だけではないはずです。
しかしながらこれ一台で、パソコンゲームさながらの高画質なゲームがプレイでき、デジタルカメラにも劣らない画質で撮影できるカメラ、手軽に動画編集から動画配信サイトでの生放送まで可能。
それに加え、日本ではニーズが高かった防水性能や「Suica」にも対応し、もはや欠点がない最強のガジェットであることは間違いない。
個々にパソコンやデジタルカメラを買うのではなく、「iPhone X」だけで「何でもできてしまう」ことを考えると、決してこの価格でも高いとは言えないのではないだろうか。
また、顔認証システムもやはり魅力的だ。
雨に打たれて手が濡れてしまった、洗い物の最中に電話がかかってきた、プールなどで遊んでいて手がふやけてしまった、
そんな時に指紋認証がなかなか認識してくれずにモヤモヤしたことがあるハズ?そんなわずらわしさからもついに解放される。
そして、iPhone Xがオススメの理由としてもう一つ。
ベセルレスデザインの採用で、端末サイズギリギリまで有機ELディスプレイを広げられたため、iPhone Xは、iPhone 8 Plusより端末サイズは小さいのに、ディスプレイは大きい。 これは意外と大きいメリットではないだろうか。極力本体は小さく、かつ画面は大きい方がいいというニーズに完璧に応えている。
iPhone Xは「買い」かどうか・・・それはあなた次第。
あくまでも参考だが、筆者は「X」を終止符ではなく「新たな幕開け」と受け止め、iPhone Xの購入を真剣に検討中。
ただ私がいくら真剣に悩んでも、購入に至る最大の難関は・・・嫁の承認(笑)
トリセツ編集部 編集長。トリセツの広報としてプロモーション業務とメディア運営を手がける。また各方面でプロモーション、デザイン等の業務に携わっている。