超個人的偏見でチョイスしたオススメ5本
最後に、超個人的にチョイスしたオススメの作品5本をピックアップしてご紹介したいと思います。PCエンジン mini」は、「PCエンジン」だけではなく、周辺機器のCD-ROM2やハイエンド機の「PCエンジンスーパーグラフィックス」向けのゲームも収録されています。実機でこうした作品が遊べる環境を作ろうとするとなかなか骨が折れますが、「PCエンジン mini」ではお手軽に遊べるのはすばらしいですね!
■R-TYPE
このゲームで遊びたいがために、当時PCエンジンを購入した人も多かったのではないでしょうか?アーケードの雰囲気をかなり再現しており、かなりハマった記憶があります。しかし、日本では前半と後半のステージに分かれて発売され、しかも、リリースまでタイムラグもありました。パスワードで引き継ぐ仕組みだったのですが……時間をかけて入力してもすぐにゲームオーバーになり、ゲーム体験としても残念だった部分があった記憶があります。
今回収録されているものは、この2本がまとめられた作品であるため、そうした心配は一切不要です。思う存分に攻略していきましょう!

■J.J. & JEFF
「J.J. & JEFF」ってなに?といった感じかもしれませんが、これは日本で発売された「カトちゃんケンちゃん」のキャラクターを海外向けにリプレイスした作品です。ゲーム内容はオリジナルと変わらず、コミカルな横スクロールのアクションゲームになっています。
しばらく遊んでいなかったのでどんなゲームか完全には覚えていないのですが、その分再び楽しめそうです。

■ALIEN CRUSH
「TurboGrafx-16」の項目に含まれていますが、こちらに収録されているのはPCエンジン版として発売された「エイリアンクラッシュ」と同じです。H・R・ギーガーがクリーチャーデザインを担当した映画「エイリアン」がモチーフになっており、おどろおどろしい雰囲気のピンボールが楽しめるのが特徴です。

■大魔界村
「PCエンジンスーパーグラフィックス」という、ハイエンド向けの機種で発売されていたため、当時は遊びたくても遊べなかった人が多いと思います。筆者もそのうちのひとりですが、今回はそのときの悔しさを思う存分晴らすことができます。
「大魔界村」といえば、言わずと知れたカプコンの超激ムズアクションゲームですが、この「PCエンジン mini」では「SELECT」と「RUN」ボタンでシステムメニューを呼び出して、好きなポイントで最大4ヵ所までセーブができるので、こうした高難易度のアクションゲームも攻略しやすくなっています。

■SNATCHER
「メタルギアソリッド」シリーズや「デス・ストランディング」で知られるゲームデザイナーの小島秀夫氏が、コナミ時代にシナリオと企画を担当した作品「SNATCHER」も収録されています。
CD-ROM2向けタイトルであるため、当時はなかなか遊ぶ機会がありませんでしたが、名作と評判も高いため、個人的に最も期待していた作品でもあります。オーソドックスなアドベンチャーゲームでありながら、CD-ROM2らしくボイスも挿入されており、今遊んでも十分に楽しめる内容となっています。

コンピュータホビー雑誌「ログイン」の編集者やドワンゴでモバイルサイトの企画・運営等を経て、2014年よりフリーで活動中。XRやPCなどのIT系やゲームをメインに、年間120本以上の取材をこなしています。