寝るだけで、睡眠サイクル、心拍数、いびきを検知!ひどい結果に唖然!
Withings Sleepが記録してくれるのは、睡眠サイクル、心拍数、いびきの3種類。特に睡眠サイクルは、入眠時間と起床時間、睡眠の持続時間、眠りの深さ、夜中に起きた回数、睡眠の規則性、寝るまでにかかった時間、起きるまでにかかった時間と、「こんなことまでわかるの?!」と驚くほど詳細にトラッキングしてくれます。 さっそくWithings Sleepで寝てみました。緊張しているせいか、眠りが浅く、何度も目覚めてしまいました。その日の記録がこちら。
睡眠スコアは100点満点中、20点…!それもそのはず。睡眠時間は、3時間。眠りの深さは、水色が「とても浅い」、濃い水色が「浅い眠り」、濃い青が「深い眠り」、グレーが「起きている状態」を示すのですが、この夜、筆者は6回も起きてしまい、深い眠りは一度もありませんでした。これでは疲れがとれるはずもありません。
心拍数の記録も見てみましょう。通常、深い眠りの時には、心拍数が安定して少なくなり、浅い眠りの時には、心拍数が不規則で増加する傾向にあります。指標となる睡眠中の心拍数は60bpm。これよりも低い数値であれば、心血管健康度は良好といえるそうです。この夜の筆者の心拍数の平均は、64bpm。ピーク時には82bpmと速く、体がリラックスしている状態とはいえません。
お恥ずかしながら、いびきの記録も見てみましょう。いびきの回数は3回、全体の11%ほどでした。筆者は、「疲れている時にいびきをかいている」と主人に指摘されたことがあるので、この夜も疲れを感じていたのでしょう。
皆さんも、家族に「いびきがうるさい!」「寝ながら呼吸が止まって、んがっ!と言っていたよ」などと指摘されたことはないでしょうか?心当たりのある方は、Withings Sleepで自分が睡眠中にいびきをどのくらいかいているのか知るとよいかもしれません。いびきがひどく断続的に無呼吸状態になることを睡眠時無呼吸症候群といい、慢性的な睡眠不足を引き起こして、体調不良や集中力の欠如の原因になります。さらに深刻な場合には脳卒中や心不全を引き起こすこともあるそう。自分のいびきの状況を知れば、必要に応じて医療機関を受診するきっかけになりそうです。
睡眠不足を自覚して生活習慣をチェンジ!睡眠スコア20点が60点台まで上昇!
1週間使ってみて、平均スコアは22点、平日の平均睡眠時間は3時間27分、休日の平均睡眠時間は4時間23分でした。日々、睡眠不足を実感していましたが、ここまで明確に睡眠のサイクルが見える化されると、睡眠改善をしなければ…と心が決まりました。
そこで、Withingsが提案する「ぐっすり眠るための10のヒント」の中から、いくつかを実践してみることにしました。
① 就寝30分前はスマホの通知OFF
② 夕食後に散歩をしてみる
③ ポジティブ日記をつける
④ 創作活動をしてみる
⑤ 呼吸を整える
⑥ シャワーを浴びる
⑦ 温かい飲み物を飲む
⑧ ベッドは寝るだけの場所
⑨ 体を温める
⑩ 毎日決まった時間に就寝
筆者が実践したのは、① ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨です。ベッドにスマホを持ち込むと、ついついSNSをのぞいてしまい目が冴えてしまうので、スマホはアラームのためだけに使うことに。寝付きやすいように枕元でアロマを焚き、ベッドに横になったら、目をつむって心を落ち着けるように心がけました。
結果が出始めたのは、2週間後のこと。「ぐっすり寝られた!」と、すっきり起きた日が増えてきました。その日の記録がこちら!
睡眠スコアは100点満点中、63点!平均的な夜ですが、睡眠スコア20点の夜に比べると、睡眠時間は6時間17分に伸び、深い眠りと浅い眠りが規則的に繰り返しています。睡眠中に起きてしまった回数は1回でした。
さらに1週間の平均スコアも向上していました。平均スコアは36点、平日の平均睡眠時間は4時間19分、休日の平均睡眠時間は5時間18分と、約1時間睡眠時間が伸びて、ずいぶんと睡眠の質が向上した実感があります。
さらに、レビューの最中に新機能が追加され、呼吸の乱れも検知できるようになりました。これは、睡眠中の呼吸パターンのアルゴリズムを解析し、呼吸の乱れの程度を計測するもの。筆者は呼吸の乱れがほとんどなかったようで、安心しました。
IFTTT対応の家電があれば、さらに心地よい睡眠環境が実現する!
Withings Sleepは、IFTTT(イフト)と連携することも可能です。ベッドに入るだけで、自動的に電気をつけたり消したり、眠りやすいようにヒーターの温度を上げることができます。
残念ながら、筆者の家にはIFTTT対応の照明やヒーターがなく、近未来の睡眠環境は実感できなかったので、こちらの動画 をご覧ください。
まとめ
質のよい睡眠は、日々のパフォーマンスを高めます。
実際、Withings Sleepを使った睡眠改善を始めてから、日中にうたた寝をする回数が減りました。朝起きた時の体の重さや疲れも、徐々に解消しています。現在は、睡眠スコア60点と平均的な睡眠しかとれていませんが、いずれは100点を目指して、よりよい睡眠を追求していきたいものです。(ちなみに睡眠スコア100点をとるためには、8〜10時間の睡眠時間が必要になるよう!)
読者の皆さんの中にも、睡眠についてお悩みの方がいらっしゃいましたら、Withings Sleepを利用してみてはいかがでしょう。
※本文内の価格情報は2019年10月28日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
主婦目線でコスパのいい家電探しが大好きなアラサー。家電屋の近くを通りかかると店内に吸い込まれがち。好奇心旺盛で、新作はとりあえず触ってみたい人。