AIを使ったカメラ機能AI Visionは実用的?
カメラを使った機能としては「AI Vision」も忘れてはいけないでしょう。
AIを使って、カメラに写ったものを解析・判断してくれる機能。
カメラアプリの左上のアイコンをタップするか、ロック画面のクイック起動から右端のアイコンをタップすると呼び出せます。
できることは、QRコード、翻訳、ショッピング、カロリー計算、識別。
猫に向けてみました。
すると、猫と認識して、関連する画像をネットから探してきてくれます。
カロリー計算してみました。ミックスナッツは100gあたり607kcalだそうです。けっこう多い。
翻訳も試してみました。
あえて中国語から。
元はこれ。わたしが昔書いた本の中国語版です。それなら訳が正しいかどうか自分で判断がつくから。
結果はこちら。
文章になってるかといわれるとなっていないわけで、「テンプルが撃たれた」ってなんだよ、と思ったりするわけですが、街中でちょっとした単語や熟語を訳してもらうとか、海外旅行時とかそういうシーンでは役立ちそうです。
ショッピングも対応するサイトが限られているようで、日本でどのくらい実用的かは微妙なところではありますが、こういう被写体を識別してユーザーが何を求めているか判断して最適な答えを返してくれる、というAIカメラはスマートフォンの必須機能になっていくでしょう。
代表的なところでは「グーグルレンズ」もそうですね。
コンパクトでバランスが取れた端末です
カメラの話だけで終わりそうなので、最後にスマートフォンとしての話もちょろっと。
P30はデュアルSIM対応です。通常使うSIMに加えて、海外で現地のSIMを使う、日米を行き来するのでそれぞれのSIMを入れたいなど、海外で使うことが多い人も安心です。
起動時のセキュリティは画面上の指紋認証と顔認証。
OSはAndroid 9をベースにしたファーウェイ独自のEMUI。アプリや機能に違いがあります。
さらにPlayストアとは別に専用のアプリストアも持っています。
P30が一番おすすめ
ファーウェイを選ぶ一番の理由はやはり「カメラ」。そうなると、より高性能なP30かP30 Proが選択肢です。
P30はメインカメラがP30 Proと同じ高画質なもので、なおかつ望遠もそこそこ得意。これで十分ファーウェイのカメラを味わえるでしょう。
おサイフケータイ未対応なのが残念ですが、個人的には片手でもってさっと使えるこのサイズ感は好感が持てるわけで、高性能なSIMフリー機が欲しい人は選択肢に入れてよいかと思います。
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老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。