VR用の三脚を使う
さていよいよ大本命。
本格的に撮りたいなら、VR用の三脚を使うのがいいでしょう。
全天球カメラ用に設計されていますから、非常に幅広く使えますし、なるべく映り込まないような設計になってます。
わたしがマンフロット社からモニターとして提供を受けて愛用しているのが「VR撮影サポート PIXI EVO+4段ポールキット」。名前が長いですね。愛称を付けてもらわないと覚えられません。
要するに、PIXI EVOというPIXIシリーズの三脚部分と、4段に伸びるポールのセットです。
製品はこんな感じ。
左にあるのが三脚部分。右にあるのが4段ポール。4段ポールは上下それぞれに「オスネジ」がついてます。
三脚部分は真ん中にネジ穴が。
ここに4段ポールをねじ込むのです。
そしてTHETAを装着すればOK。
足をめいっぱい伸ばすとこのくらいの高さになります。
これを古民家に立てて撮ったものがこちら。
杉並区郷土博物館の古民家で囲炉裏を囲む後ろからシータZ。HDRモード使用なり。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
伸ばすと143cm。
ポール部分は伸ばすと約130cm。自撮り棒よりもずっと長くてしっかりしています。ポール部のデザインをよく見ると、手で握りやすいようにグリップになってます。
つまり、手に持って好きな方向に伸ばして撮ることも、三脚部を装着して立てて撮ることもできるというわけ。
手に持って上に伸ばすとかなりの高さになります。
こんな感じ。
経堂コルティにて。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
少々かさばりますが、これワンセットあれば本格的な撮影に使えます。
もっと長くしたければ、さらに自撮り棒などを足すとか、もっと長いロッドを使う(7.5mってのもあります)手はありますが、まあ撮影は大変になるのでほどほどに。
THETAは手に持って撮るのはもちろん、いろんなアイテムを組み合わせて非日常の視点で撮るのも面白い、と思っておりますのでみなさまもぜひ。
※本文内の価格情報は2019年6月4日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
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老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。