2:カメラがすごい!超広角カメラが楽しい!
今やHuaweiといえば「カメラが凄い」と印象がある。では早速本機のカメラ周りをみていこう。
まず、カメラのは配置は今までの「Mateシリーズ」や「Pシリーズ」とは異なり、3つのカメラとフラッシュの2×2の構成のスクエア型に配置された独特なデザインになっている。
トリプルカメラといえば同社のP20 Proも同様だが、Mate 20 Proは35mm換算で16mmという超広角レンズを備えている。モノクロセンサーが廃止されたのはやや残念であるが、それを払拭するほどの楽しさが今回の16mmの世界にはある。景色や建築物などのダイナミックな撮影が楽しめる。「「スマートフォンに超広角レンズ」というのは、今年の大きなトレンドになりそうだ。
残りの2つのレンズは換算27mmと80mmとなっており、劣化のない画質で16~80mmで撮影が可能となっている。またデジタルズームを使えば、劣化はするが最大270mmの撮影が可能となっており、手ぶれ補正もよく効く印象である。
画角の切り替えは、画面内の表示をタップするごとに広角、1×、3×、5×と切り替える方法と、スライダーを使って16-270mmまで切り替える方法があり、どちらも片手で簡単に操作できる。また「スーパーマクロモード」も備え、2.5cmまで寄ることも可能となっている。つまり、2.5cm~換算270mmまでの撮影ができるわけである。
Huaweiのカメラといえば、以前からある機能ではあるが、三脚を使ったかのような綺麗な夜景を手持ちで撮影できる「夜景モード」や背景ボケシミュレーション、撮影後にAFポイントを変更できる「ワイドアパチャーモード」など超多機能。まさに、このスマートフォン1台でなんでも撮れてしまうのである。
一つ残念なポイントを挙げるとすれば、今回超広角レンズを採用された代わりに非搭載となったモノクロセンサーである。また、階調などは、旧モデルMate10 Proの方がよかったと感じるシーンもある。「LEICAレンズ」にこだわるなら、やはりモノクロセンサーは頑張って載せてほしかったところだが、超広角の世界はそれをも超える楽しさがある。
DTM関連はもちろんスマホ、カメラ、オーディオ中心にガジェット全般、ともかく最先端テクノロジーを好むギーカー野郎。