エマーク:みなさんこんにちは。エマークです。本日はヌード写心家の中田しのぶさんにお越しいただきました。
早速ですが、カメラマンになった経緯をお聞かせいただければと思います。
中田しのぶ:私は元々ヘアメイクの仕事をしていて、ヘアメイクした作品を撮っていました。でも、昔は写ルンですとかインスタントカメラしかなくて、そのカメラで撮影するとハレーションを起こして顔がバカ殿みたく真っ白になってしまうんですね。
「なんでやろう?」ってところから写真教室に通いはじめたんです。
そこでウェディングの撮影をしている女性と知り合い、ウェディングの現場に連れて行ってもらったんです。そしたら、ウェディングのカメラマンがすごくいい感じで、「これやりたい!」と思って勝手にデビューしました。
生まれ変わるために
エマーク:しのぶさんはヌード写心家ってことなんですけど、それは一体どういうお仕事なんですか?
中田しのぶ:熟女たちの生まれ変わりのためのヌード撮影をしています。女性ってある程度時間ができてくると自分の意識を向けるのですが、その意識を向けた時に脱ぐのが一番早いんですよ。
色んなモノが付いてくるじゃないですか。心にも身体にも。殻(色んなモノ)が付いてくるので、服を脱ぐことにより心の殻も脱ぎましょうというコンセプトでやっています。
エマーク:どういう気持ちで撮られたいと思うんでしょう?
中田しのぶ:生まれ変わりたいんですよ。女の人は何回も生まれ変わりたいんで、それのきっかけになるがヌード撮影なんですね。自己啓発のセミナーとかに行ったら変われるけど、そういう変わり方ではないんですね。
エマーク:生まれ変わりたいというのはなんとなくわかりますが、ヌードになる必要性というのはどういうところにあるんでしょうか?
中田しのぶ:それはありのままの自分を見つめ直すということです。
撮影のときには自信がない人が多いです。でも、写心に写った自分がすごく綺麗だったら、「あぁ、私大丈夫や…」と思って、もう一歩踏み出すことができる。女性ってそんな脳の構造なんです。
エマーク:ヌード写心を撮るときには、メイクなどで綺麗に見せるテクニックあるわけですよね。
中田しのぶ:ヘアメイクはプロがスタンバイしていますし、ヘアメイクさんにメイクをしてもらっているところから、女性は高まっていく。MAXまで高まったところで撮影をして、(撮影用の)モニターを見ると、美しい自分がいて「あぁよかった」と思うわけです。
エマーク:じゃあ、実際写心を撮ったことによって変わるのですか?それは自信をもって言える?
中田しのぶ:はい。変わります。
エマーク:撮る側としては、芸術作品として撮ってらっしゃるのですか?
中田しのぶ:芸術作品はアートの部門があるので、私が手を入れて絵画のように仕上げるというプランがあります。シンプルなヌード撮影の方は、作品というより撮影を通して一緒に変わっていく…。
エマーク:ちなみにその写心というのは見れたりするのですか?
中田しのぶ:はい。
エマーク:こういう写心って後処理で仕上げるのか、その場の雰囲気で作り上げるのかどっちなのですか?
中田しのぶ:後処理です。イメージは私の中にあるので、あとでイメージのようにしようというのは決まってるので、白バック紙か黒バック紙で撮影して整えていきます。
トリセツ編集部 編集長。トリセツの広報としてプロモーション業務とメディア運営を手がける。また各方面でプロモーション、デザイン等の業務に携わっている。
解き放ち 魂を写し込むべく
「写真」を「写心」とし 取り組む写心家