旧機種からの移行は超簡単
では使ってみましょう、とその前にデータの移行は必須事項。
イマドキのスマホはその多くが買い換えユーザーですから、まずは旧機種からの移行です。
Pixel 3は製品に変換アダプタが付属しており、それを使って旧機種とケーブルで直接つなぎ、指示に従えば簡単に移行できるという寸法です。
USB-C同士なら変換アダプタは不要ですが、今回は一応「こういうアダプタも付属していますよ」と見せるために使ってみました。画面の指示に従って作業するだけで移行ができます。
作業はこんな感じ。
Androidはバージョン9に
そしてホーム画面が現れます。
Androidに慣れた人はPixel 3を使うと「あれ?」と思うかも。
最新版のAndroid 9がインストールされているのですが、それまでのAndroidとは大きく違い従来の丸型「ホームボタン」や「戻るボタン」がなくなったのです。
ナビゲーションバーエリアにあるのは、横長の小さなホームボタンひとつだけ。
今までの3つのボタンの代わりに、これひとつで操作します。
タップするとホーム画面に戻る、上に少しスライドさせると開いているタスクを切り替えられる、さらに上にスライドさせるとアプリの一覧が表示される、左右にフリックするとアプリを切り替えられる、という具合。
ひとつのボタンを指の動きで操作するわけです。
これが慣れるとすこぶるわかりやすい。もう従来の3つボタンには戻れません。個人的には、かつての「3つのボタン」よりも、新しいこの方式の方が感覚的にさっと使えます。
ボタンを押すよりも指の動きで操作する、という方向に向かっているのですね。ちなみに、iPhone Xで採用されたユーザーインタフェースと似ています。
なお、「戻る」ボタンはあった方が便利だよねという人もいるでしょうが、使用中のアプリの中でひょっこり現れたりするので、不便に感じることはないかも。
Android 9を搭載したスマートフォンでもこの新ナビゲーションバーを採用していないものがあります。
でもGoogle純正端末がこの新しい操作を標準にしているということは、将来的にはこちらが標準の仕様になるということですから。
※本文内の価格情報は2019年1月17日時点でのGoogleストアの価格です。
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。