【連載】スマートスピーカーのトリセツ【第3回】

Echo Spotはスマスピの救世主になる……かも!(2/2)

2018.08.15
トリセツ編集部/荻窪圭

ディスプレイがすごく便利

「Echo Spot」は他のスマートスピーカーと同様に、音声で話しかけると答えてくれます。違うのはディスプレイがついているということ。

「アレクサ、今日の天気は?」と尋ねると、音声に加えて画面に天気予報を表示してくれます。

Amazon Echo Spot
天気予報を音声と画面で教えてくれます。

「アレクサ、ポリスをかけて」というと(何らかの音楽サービスに入っている必要はありますが、「Amazon Prime」に入っていれば「Prime Music」である程度楽しめます)、ディスプレイにアルバムのジャケットを表示し、対応している曲なら歌詞を表示しながらかけてくれます。これはうれしい機能。

かかっている曲のジャケット表示って大事ですよね。音質は、高音質とはいえませんが、不自然な低音強調もなく、ラジカセレベルと思えば十分使えます。

Amazon Echo Spot
ポリスの「シンクロニシティ」演奏中。画面の文字は歌詞。

「アレクサ、朝6時半に起こして」というとアラームがセットされ、画面にも表示されます。

Amazon Echo Spot
アラームをセット。ちょっと表示がおかしいのですが……いずれ直るでしょう。

「アレクサ、3分たったら教えて」というと3分のタイマーがセットされてカウントダウンがはじまります。うれしいのは、時計表示に戻っても(自動的に戻ります)、タイマーが表示されていること。これは便利。

Amazon Echo Spot
3分タイマーをセットしてみた。
Amazon Echo Spot
盤面デザインによって表示位置は違いますが、このようにカウントダウンが常時表示されるのでいちいち確認する必要がありません。

「アレクサ、ニュースある?」というとニュースをいくつか(テレ朝やNHKなど、あらかじめ読み上げるニュースを登録しておくことができます)読み上げてくれるのですが、「Echo Spot」だとさらに円形のディスプレイにテキストで表示したり、テレ朝やNHKのニュースなら映像付きで流したりしてくれます。NHKの場合、最初にタイトルが表示され、そのあとNHK News Webの映像が流れます。

Amazon Echo Spot Amazon Echo Spot
映像も表示されますが、これでは肝心なところが見えません。

デフォルトでは「16:9」の横長の画面の中央部を円形に表示するので左右が完全に切れてしまっています。まあ音声がメインなので、映像は気分を盛り上げるためのものと思えばいいのですが。小さい画面でもテレビのニュースを使っているのだから映像もちゃんと見たいというのであれば、画面表示を変えることもできます。サイズは3種類。

画面をタップするとサイズ変更や一時停止などの操作ができます。

Amazon Echo Spot
全部を表示させるとけっこう小さくなります。
Amazon Echo Spot
ちょっとだけはみでるこのサイズがおすすめ。

また、ときどきアレクサの使い方(話しかけ方)の例を画面に出してくれるので、スマートスピーカーに慣れてないときやどんなことに応えてくれるのかまだよくわからないときに役立ちます。

Amazon Echo Spot



時計表示をカスタマイズ

「Echo Spot」ならではの楽しさと言えば、時計表示のカスタマイズ。盤面のデザインはいくつも用意されているし、12時間制と24時間制の切替もできます。

画面の上の端を下にフリックするとメニューが現れます。ホームボタンは時計表示、右の歯車アイコン(設定ボタン)を押すと、様々な設定ができます。時計の盤面もここで変更します。

Amazon Echo Spot
画面の上の端を下へスライドさせるとメニューが現れます。
Amazon Echo Spot
「ホーム・時計」設定から画面表示やサウンドなどを設定しましょう。
Amazon Echo Spot Amazon Echo Spot
プレイフルからジオラマ。
Amazon Echo Spot
クラシックからスクール。

このようにアナログもデジタルもモダンなのもクラシックなものも選べます。

Amazon Echo Spot
クラシックなデザインを選んでみました。さらに背景の色や日付表示のオンオフもできます。

「Amazon Prime Photo」にアップロードすれば、自分で撮った写真を盤面にすることも。

Amazon Echo Spot

夜になると(何時から何時までという設定も可)、盤面が目立たない暗いデザインに切り替わるという細かいテクも。クラシックのスクールタイプの場合はこんな感じに切り替わります。

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昼。アラームをセットしてあるとこんな風にアラームの時刻が表示されます。完全に目覚まし時計です。
Amazon Echo Spot
夜。夜でも邪魔にならない色に切り替わりました。

というわけで、「Echo Spot」がおすすめ

「Echo Spot」はジャンルとしては明らかにスマートスピーカーであり、ディスプレイがついているので「スマートディスプレイ」と呼ぶ方が正しいとは思います。

でも使ってみると「スマートクロック」という感じが一番似合うんです。盤面が液晶パネルになっていて、時計の他にタイマーやカレンダーや地図を表示したり、メッセージやメールや電話を通知してくれたり、心拍数や歩数を計ってヘルスケアの手伝いをしてくれたり、そういう腕時計型のスマートデバイスを「スマートウォッチ」と呼ぶように、「Echo Spot」を「スマート置き時計」「スマート目覚まし時計」「スマートクロック」のように呼んでもいいと思うのですよねえ。

机の上に当たり前のようにいつも存在していて、普段は目覚まし時計として、タイマーとして、さらに声をかければいろんなことを教えてくれる置き時計。radiko経由でラジオも聴けますし、音楽も楽しめます。

考えてみたら、目覚まし兼ラジオ兼置き時計って昔からありましたが、存在としてはあれに近いかも。ですから、スマートスピーカーより家庭に入りやすい、その存在に慣れやすい、機械に声をかけるのはやっぱり苦手だって人でもそれなりに役立つなど、普通のスマートスピーカーに比べてすごく取っつきやすいと思います。

現時点ではまだディスプレイを生かしたスキルの数は少ないのですが、それはおいおい揃ってきて使い勝手は上がっていくでしょう。たとえば、ディスプレイの上にカメラが付いていますが、今のところ写真を撮るだけでたいしたことはできません。ですがいずれこのカメラを使ったビデオ通話も可能になる予定です。

というわけで、はじめてのスマートスピーカーには(すでにAmazonのアカウントを持っていて、特にPrimeに入っているなら)「Echo Spot」がおすすめです。これは楽しい。


Amazon Echo Spot 参考価格:14,980円
※本文内の価格情報は2018年8月7日時点でのAmazon.co.jpの価格です。


荻窪圭
【デジカメライター 荻窪圭】

老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。