気になった点がふたつ
さてここまで良い事ばかり書いてきましたが、2点だけどうしても気になる事がありました。
使用時間は最長で60分だが条件付き
うたい文句にもある最長60分の使用時間ですが、実はこれはモーター駆動ではない付属ツールを使用した場合の最長運転時間を指します。つまり、モーターヘッドなどではなくノズルを使用した場合の事です。そして更に3つある吸引モードのうち、一番弱いモードを使用した場合のデータのようです。
でも掃除機をかける際に、ノズルのみを使用する事ってあまり無いですよね。常に弱のみというのも現実的に考えにくいと思います。
結局各モードなどの条件を変えた場合、実際の使用時間はどれくらいになるのでしょうか。せっかく手元にあるので検証してみました。
各条件での使用時間の検証結果
弱 | 中 | 強 | |
ノズル | 約58分 | 約27分 | 約5分 |
ソフトローラー | 約41分 | 約24分 | 約8分 |
すべてフル充電で開始後、運転が終了するまでorローラーの回転が終了するまで、ずっとスイッチを押しっぱなしにした場合の数値です。
かなり違いが出ていますね。強モードで使用した場合は、かなり早く充電が切れてしまいました。しかしノズルで弱モードの場合は、しっかりと60分近く使用できています。
基本的にモードは「弱」で事足りる
なんだ意外とそんなに持たないじゃないか!と思われた方も多いでしょう。実際、私も60分という先入観があったので、強モードで掃除をしていた際あっけなく充電が切れてしまった事に驚きました。
しかし元々吸引力が高いダイソンなので、基本的に一番弱いモードで事足りる事が多いです。更に、実際に掃除をする場合はスイッチを入れたり切ったりしますし、場所によって吸引力の強弱を変えればそこまで充電の持ちは気にならないのではないかと思います。
身長162センチの私にはパイプが長くて腕が辛い
これが外国規格…!と、 と、思わず自分の手足の短さを恨まざるを得ない状態になりました。
そう、パイプが長いのです!
私は身長162センチなので日本人女性の平均より少し高いくらいの身長なのですが、それでもパイプが長いため、まっすぐ持てば持ち手の部分が胸の位置まで来ます。もちろん掃除機をかける時はある程度本体を寝かせる事になりますが、それでも少し高い位置に手を持ってくるような状態なので腕がかなり疲れます。
せっかくのスタイリッシュでとてもいい掃除機なのにこんなところで!と、絶望しかけましたがこのデメリットはメリットになり得る事に気が付きました。
背が高い場合は逆に腰を曲げる必要がなく快適
身長172センチの旦那に持たせてみたところなんとぴったり!
最後に掃除機をかけたのがいつなのか不明な旦那ですが、掃除機らしからぬスタイリッシュな見た目と取り回しの良さにかなりテンションが上がっておりました。何年ぶりに聞いたかわからない「掃除機かけてくる!」という言葉を聞く事ができました。
現在うちにある掃除機はごく一般的な見た目のパナソニック製ですが、それよりも格段に使いやすかったそうです。とはいっても、普段ほとんど掃除機を持たない人なので信ぴょう性に欠けますが…。しかしこれを機に、旦那に床の掃除機掛けを手伝ってもらうという口実はできそうです。
デメリットをクリアできるなら買って損はない
総合的に考えても非常に優秀なコードレスクリーナーでした。充電については広い場所を掃除するという場合や、常に強モードでゴミを吸いたいというわけでなければそこまで気にならないでしょう。
ただ、身長の件については床への掃除機掛けがかなり辛い状態になるため考えなければなりません。ネットの情報を見た時に使用者がほぼ男性であったのも納得です…。
しかしこの点をクリアできるのであれば、このプレミアムな価格であっても買って損はないでしょう。むしろ従来の掃除機では持ち手が低すぎて腰を痛めていたような方には素晴らしいメリットに変わります。
メカっぽい見た目もあり、特に男性におすすめな掃除機でした。確実に日々のお掃除が楽になりますよ!
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主婦目線でコスパのいい家電探しが大好きなアラサー。家電屋の近くを通りかかると店内に吸い込まれがち。好奇心旺盛で、新作はとりあえず触ってみたい人。