すっかり一般名詞となった「ドローン」。もともと「無人航空機」を指す言葉ですが、今は「カメラを搭載したマルチコプター」の代名詞といっていいでしょう。
ラジコンヘリは昔からありますが、上手に飛ばすのが非常に難しいことで有名でした。
でもマルチコプターの登場で飛行が安定し、さらにGPSやジャイロを使ったコンピューター制御で特別な技術が無くても楽しめるようになったわけですが、手軽な価格で手軽に飛ばせる故、事故も増えました。
そこで国交省でルールが決められました。
飛ばすのに許認可が必要なエリアが決められています。ドローンを楽しみたいときはそれを頭にいれましょう。
ドローン自体は気軽に購入できますが、どこででも気軽に飛ばせるわけではないということは知っておいてください。
本格的にドローンを楽しみたいなら、講習会に出るなど準備を行ってからにしましょう。
ただ、このルールは「本体+バッテリーの重量が200g未満」の機体は適用外。
本体+バッテリー、つまり飛行時の重量が200gを超えるか超えないかで扱いが変わるので、遊びで気軽に飛ばしたい、室内で遊びたいのなら200g未満のものからはじめるのがオススメ。
「200g未満」かどうかは購入前にチェックです。
本格的に空撮をしたいのなら200g以上のものを(ただし、ルールを守る、講習会に出たりドローン飛行場で練習する必要があります)と考えるのがいいでしょう。
Ryze Tech Tello
DJIの技術を使った80gのミニドローン誕生。手のひらから飛ばして手のひらへ着陸も
DJIとIntelの技術を使った手のひらドローン。発売はDJIが取り扱うので安心。80gながら720pの動画も撮れるし、凝った飛行も楽しめる。ミニドローンの本命かも。
※本文内の価格情報は2018年1月15日時点でのDJI STOREの価格です。ZEROTECH DOBBY Pocket Drone D100B
199gのギリギリサイズが嬉しい。携帯しやすい折り畳み式で13Mのカメラ内蔵と十分使える
亀のようなボディから4本のプロペラを出して使う。操作はスマホからでカメラは1300万画素。被写体追尾やフルHD動画対応と、スマホで楽しむお手軽ドローンの定番だ。
※本文内の価格情報は2018年1月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。ジーフォース ESPADA GB100
148gのミニドローン。付属のプロポにスマホをセットすればライブビューも楽しめる
アームを折り畳める上に小さいので携帯性もOK。操作しやすい付属プロポでもライブビューできるスマホでも操作できるのがいい。低価格な分カメラは720pとそこそこだ。
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1辺84mmで重さは51gという超小型のトイドローンながらカメラ内蔵。屋内で気軽に楽しめる
軽くてコンパクトでなおかつ720pのカメラ内蔵で誰でも楽しめる上に価格もリーズナブル。操作は付属のプロポで行う。入門や室内でのフライトによさそう。
※本文内の価格情報は2018年1月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。Parrot MAMBO FLY PF727078
63gの本格派ミニドローン誕生。小さいながら自動飛行機能付きの安定感で操作はスマホで
アクロバットなどドローン飛行を手軽に楽しむには最適な63g。カメラはVGA静止画のみと弱いが、別売りのビデオカメラを装着可能。拡張できるミニドローンだ。
※本文内の価格情報は2018年1月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。DJI Spark
高い安定性・ジェスチャー操作・高画質カメラ・滑らかな動画と「いうことない」のだが重量は300g
空撮派ドローンの定番入門機。携帯性も高く、ジンバル搭載で空撮時のブレ補正もしっかり。ジェスチャーでのコントロールもできるが200gを超えるので注意。
※本文内の価格情報は2018年1月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。DJI Mavic Pro Platinum
高性能でコンパクトな空撮用本格ドローンの雄がバージョンアップで30分の飛行が可能に
本格派ドローンの定番機がアップグレード。ジンバル付で安定した4K動画やGPSを使った自動位置補正など高性能な上にフライト時間が30分になり離着陸時のノイズも低減。
※本文内の価格情報は2018年1月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。Parrot Bebop 2 Power PF726276
30分のフライトが可能になった最新のドローン。自分に自動的についてくる機能も
3軸補正のフルHDカメラを搭載した本格ドローン。GPS&ビジュアルトラッキングで自分を撮り続ける機能もある。飛行時間も30分でバッテリー2個とVRゴーグル付。
※本文内の価格情報は2018年1月15日時点でのAmazon.co.jpの価格です。まとめ
トイドローンと呼ばれる小さな数千円のものから業務用の何10万円のものまで幅広くそろっているドローンですが、今回は、おもちゃすぎず、カメラを搭載できて個人で買えるものという基準で選んでみました。
マルチコプターを飛ばして遊んでみたい、面白そうなので遊んでみたいというのではれば2万円以下で買えるモノがいいかも。
飛ばせる場所が近くにある人やクルマで持って行ける人は200g超の本格ドローンの方が高画質ですしフライトも楽しめます。
いずれにせよ、空に飛ばすものですから、ルールやマナーに気をつけて楽しみましょう。
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。