リフレッシュレート120Hz対応のディスプレイが最高
カメラ以外も見ていきましょう。
Galaxyのハイエンド機といえばディスプレイ。いち早くOLED(有機ELディスプレイ)を採用し、左右の端を少しカーブさせてギリギリサイズの大きなモニタを搭載してきたのがGalaxyだったように記憶しています。
今は上下もギリギリになり、インカメラ分の小さな黒い●がある以外は全部ディスプレイです。
それでいて、指紋認証と顔認証の両方に対応。指紋認証はディスプレイに埋め込まれています。側面や背面よりここの方が押しやすいですからね。
便利なのはAlways On Display。常時表示もできますし、画面をタップしたときだけ10秒間表示することもできます。さっと時刻やバッテリーの状況を見たいときに便利ですし、この状態で指紋認証を使えばすぐロック解除できます。
ダブルタップすればロック画面です。
ディスプレイサイズは6.7インチで解像度を2400×1080にするとリフレッシュレート120Hzを選べます。3200×1440にするとより解像感がでますがリフレッシュレートは60Hzです。
ディテールの解像感か動きの滑らかさかどちらをとるか的な設定ですが、個人的には「リフレッシュレート120Hz」かなと思います。ゲームする人におすすめ。ゲームスマホとしてもかなりいけそうです、というか思わずいくつものゲームで遊んじゃいました。
エッジギリギリまでディスプレイがあることで、数年前は思わずディスプレイの端を触って予期せぬ動作をすることがありましたが、最近のモデルはその辺も考慮されているのか気になりませんでした。
で、ギリギリまであるエッジを活かした「エッジパネル」はGALAXYならではの操作系として長年受け継がれてます。
右上の隅をずずっと左にひっぱると出てくるメニューはよく使うアプリを登録しておける他、カウンターや水準器、定規など文房具的なツールを呼び出せるなど多彩な使い方ができます。
アプリによっては2つ同時に起動して画面を2分割して使うこともできます。
こういうGalaxyならではの機能はなかなか実用的で感心しました。慣れたらすごく便利に使えそうです。
端子は当然ながらUSB Type-C。USB PDを使えば高速充電が可能です。
世界トップシェアになるだけの理由があるバランスの良さでした
2週間ほど使ってみましたが、予想以上に使い勝手がよくて感心しました。
特に気に入ったのは
- 細かなオリジナルの機能や設定の多彩さと使い勝手。側面のボタンを押さなくても画面をタップするだけで起きるってのは便利です。
- ディスプレイの鮮やかさと明るさと120Hzのリフレッシュレート。映画を観たりゲームを楽しむのに最高です。
- 高画質で使いやすいカメラ機能。画質はスマホのトップクラスといっていいでしょう。
の3つです。
メモリは12GB。ストレージは128GBですがmicroSDカードで拡張することもできます。
さすが世界のトップメーカーといえる安定感と完成度でした。
ひとまわりこぶりで持ちやすいGalaxy S20 5Gにするか、バッテリーもディスプレイも大きいけどボディも大きなGalaxy S20+ 5Gにするか、ちょっと悩むかも……でもこの機能を堪能するには大きいS20+の方がよい気はします。
※本文内の価格情報は編集部調べの参考価格です。
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。