【レビュー】

カメラ性能だけじゃなかったGalaxy S20+ 5Gの完成度

2020.07.17
トリセツ編集部/荻窪圭
Galaxy S20+ 5Gトップ画像
つややかなボディにクアッドカメラのGalaxy S20+ 5G。主力モデルならではのパフォーマンスが魅力


たまにはiPhone以外のスマホを触った話でも書くか、と思ったり思わなかったりしてる荻窪圭です。今回、たまたまSAMSUNGのGalaxy S20+ 5Gをお借りすることができたのでせっかくだから書いちゃおうと思った次第。これがなかなかよいのです。

今世界トップシェアを誇るGalaxyの主力ハイエンドモデルがSシリーズで2020年はGalaxy S20 5G。それの上位モデルがS20 + 5Gとなります。主な違いは大きさ。S20は約6.2インチ、S20+は約6.7インチとなります。さらにカメラもS20+には奥行きを測定するためのToFカメラが追加されています。

そうそう、「Galaxy S20+ 5G」というくらいなので5G対応ですが、わたしは5GのSIMを持ってないのでそういう話はなし。

今、ハイエンドスマホの一番の注目はカメラの進化であり、わたしの得意分野もそこなので、まずはカメラの話からいきます。

トリプルカメラは画質もさることながらシングルテイク機能が面白い

Galaxy S20+ 5G
トリプルカメラ+ToFカメラのGalaxyS20+5G。

Galaxyのハイエンドモデルなので当然ながらトリプルカメラ。端から、1200万画素の超広角カメラ12万画素の広角カメラ64万画素の望遠カメラと並び、さらに深度測定用のToFカメラがついています(これを足すとクアッドカメラ)。

では撮ってみましょう。

Galaxy S20+ 5G
撮影画面。画面が明るくて鮮やかなので昼間でも撮りやすい。

超広角カメラは13mm相当。他社のものより広角で、今13mm相当の超広角カメラを搭載しているのはGALAXYとiPhone 11くらいでしょう。多くは16〜18mm相当です。

なのでめちゃ広角感を味わえます。F値はF2.2です。

室内で強い遠近を楽しめる超広角カメラ。周辺部の歪みも補正されていて画質もかなりよいです。
室内で強い遠近を楽しめる超広角カメラ。
周辺部の歪みも補正されていて画質もかなりよいです。zoom
屋外でも全体の雰囲気を一緒に捉えたいときによし。HDRの効きもよく、明暗差があってもきっちり描写してくれます。
屋外でも全体の雰囲気を一緒に捉えたいときによし。HDRの効きもよく、
明暗差があってもきっちり描写してくれます。zoom

メインカメラとなる広角カメラは26mm相当。今、スマホのカメラで主流の画角ですね。超広角カメラが13mm相当なのでちょうど2倍とキリがよくなってます。レンズはF1.8。

1200万画素ですが、ちょっと大きめサイズのセンサーを使っているため、ちょっと余裕があります。

同じ場所で26mm相当の広角カメラ。
同じ場所で26mm相当の広角カメラ。zoom
アジサイと女子を一緒に。アジサイの青も肌色もきれいに出てます。
アジサイと女子を一緒に。アジサイの青も肌色もきれいに出てます。zoom

さらにここを1.0xとして望遠に切り替えられます。

望遠カメラは28mm相当……って全然望遠じゃないじゃない、と思うかもしれませんが、GALAXY S20+ 5Gの望遠カメラは今までとちょっと違うことしてるのですね。

28mm相当でF2.0ですが、他が1200万画素なのに対し、6400万画素という画素数が超多いセンサーと搭載してるのです。まあ「デジタルズーム専用カメラ」と考えればよいでしょう。

ズームしようとタップすると右に数秒だけ倍率表示が出ますから、撮りたい倍率をタップすればOK。これはわかりやすくてよいアイデアだと思います。

まず1.0x。

26mm相当の1xで撮影した不動明王。
26mm相当の1xで撮影した不動明王。zoom

続いて2x。2x以上だと望遠カメラに切り替わります。

Galaxy S20+ 5G
2.0xにしてみました。このように倍率が出るのは便利。
カメラが望遠カメラに切り替わりました。
カメラが望遠カメラに切り替わりました。zoom

 さらにどん。10x。

Galaxy S20+ 5G
10倍だと260mm相当になります。
このクオリティなら使えそうな10x。
このクオリティなら使えそうな10x。zoom

めいっぱいいって30x。20xを越えると左上に全体のサムネイルが表示されます。

Galaxy S20+ 5G
20xを越えると被写体を見つけやすいよう左上に全体像がでます。
さすがに30xだとディテールがつぶれてキツいけど大迫力。
さすがに30xだとディテールがつぶれてキツいけど大迫力。zoom

ただこのアイデアが成功しているかどうかは微妙。個人的には無理に望遠を強調しなくても、前モデル(S10+)と同じように望遠側は52mm相当のカメラを搭載してもよかったんじゃないかと思います。ただ先を見越した何らかの狙いがあるのかも、という気はしています。

では、3xの望遠で撮ったカットも1枚。

レンジフードでお昼寝中の猫。「保護猫シェルターqueue」にて。
レンジフードでお昼寝中の猫。「保護猫シェルターqueue」にて。zoom

背景をボカしたいときはライブフォーカス機能を使います。逆光でも顔が明るく柔らかく撮れています。

Galaxy S20+ 5G
屋外逆光でポートレート。ぼかし具合やビューティーレベルも選べます。
エッジも自然だし距離感もよし。ライブフォーカス機能のクオリティはかなりのものです。
エッジも自然だし距離感もよし。ライブフォーカス機能のクオリティはかなりのものです。zoom

で、今回面白いと思ったのは「シングルテイク」機能。1回タップすると10秒間(途中で止めることも可)、撮影し続けるんですよ。そして撮影が終わったら、AIがそこから自動的に静止画や動画を作ったり、写真にフィルターをかけたりと何枚か作ってくれるのです。あとはそこから選んでねって感じ。

シングルテイクで撮影中

これをギャラリーで開くと、シングル邸で撮ったものに「◎」がつきます。タップすると、その撮影からAIが選んだ動画や写真が出てきます。

王冠のバッジがついているのが、AIがセレクトしたベストなカット。

1回の撮影でいくつもの画像やビデオクリップを作ってくれます。

子供やペットなど自在に動き回る被写体と戯れながら撮るのによいかと思います。

子猫3兄弟があまりにじっとしてないのでシングルテイクで撮ってみました。

そして、作られたのはこんなカット。

3匹が戯れているの図。これはたまらん。
3匹が戯れているの図。これはたまらん。zoom
そのときの様子も動画で。

シングルテイクはなかなか楽しめるアイデアです。


サムスン Galaxy S20+ 5G SIMフリー SM-G9860

※本文内の価格情報は編集部調べの参考価格です。

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荻窪圭
【デジカメライター 荻窪圭】

老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。