BOSE FRAMESとデバイスをペアリング
BOSE FRAMESで音楽を聴くためには、スマホやタブレットなどのデバイスとペアリングが必要です。専用のBose Connectアプリは、iOSとAndroidどちらにも対応。アプリをダウンロードし、BOSE FRAMESをかけてマルチファンクションボタンを押し、電源をオンにします。
Bluetooth通信距離は9m。画面上の接続手続きに従ってペアリングを完了すると、「接続済みです」という音声が聞こえ、Bose Connectアプリがこちらの画面に切り替わります。
左上のアイコンをタップすると、製品ヘルプやFind My Buds機能などが確認できます。右上をタップすると、BOSE FRAMESの製品情報や取説へアクセス。左下にはBluetoothとBose ARのアイコンが並び、右下にはバッテリー残量が表示されます。Bose ARについては、後ほど詳しくご紹介しますね。
BOSE FRAMESとデバイスのペアリングを完了したら、SpotifyやGoogle Play Musicといった、音楽ストリーミングサービスや音楽再生アプリで、お好みの音楽を再生してみましょう。
オープンイヤーオーディオの開放感を味わって!
BOSE FRAMESを初体験した時、その不思議な感覚に「うわっ!」と声をあげてしまいました。試しに子どもにもかけさせてみると、「不思議!」と大興奮!
従来のヘッドフォンやイヤホンと違い、耳をふさがず周りの音も遮断しないのに、広がる音の臨場感はさすがBOSEといったところ。低音域もしっかりと響き、立体感のある音に包み込まれるようです。オープンイヤーオーディオといえば、ソニーのSBH82DやXperia Ear Duoがありますが、ヘッドフォンの圧迫感が苦手な人にとっては、この開放感はたまらないのではないでしょうか。
どのような場面で、BOSE FRAMESが活躍するのでしょうか。
車の運転中
普段、ドライブ中には、カーステレオでSpotifyを再生しているのですが、カーステレオと比べて音質が格段に向上!周りの音を遮断しないので、カーナビの音声もしっかりと聞こえます。また、これまで運転中に電話がかかってきた時はカーナビのハンズフリー機能を利用していたのですが、マイクから距離があるため、大きな声で話さないと先方に伝わりづらいのが難点でした。
BOSE FRAMESを着用中に着信があった時には、マルチファンクションボタンを押せば受信可能(着信拒否する時は長押し)。通話用マイクの性能が高いので、特別大きな声を出さなくても、しっかりと電話でやりとりできました。また電話をかけたい時は、マルチファンクションボタンを長押しで、「Hey Siri(もしくはOK Google)○○さんに電話をかけて」と音声アシストに話しかけるだけ。運転中でもスマートに操作できるのが便利です。
ウォーキング中
健康のためにウォーキングをされている方。イヤホンで曲を聞きながら歩いていると、後ろから自転車や車が近づいてきたり、クラクションを鳴らされても気づかなかったりなど、危ない思いをしたことはありませんか?
BOSE FRAMESならしっかりと周囲の音が聞こえるので、そういった心配がありません。フィット感もあるので、多少の運動であればサングラスがずれることもありません。しかし、BOSE FRAMESは防滴仕様(IPX2等級)なので、水泳やウォータースポーツなど、水中では使えないようです。
仕事中
筆者は在宅で記事を書いているのですが、集中したい時ほど音楽を聞きたくなります。ところが子どもがいると、何かと話しかけられる機会も多く、イヤホンだと、本当に必要とされた時に返事ができずにいました。
BOSE FRAMESは、ながら聞きができるのがいいですね。在宅ワークの方でなくても、職場で音楽を聞きながら仕事したい人にもおすすめなのではないでしょうか。ただし、室内でサングラスという違和感はあります(苦笑)。
逆に電車や飛行機の中など、外のノイズが大きい場所では周りの音が聞こえすぎてしまいます。周囲の音を遮断しようとして音量を上げすぎると、周囲に音漏れする怖れがあるのでご注意を!
まだまだ未開発のBOSE AR!今後に期待
BOSE FRAMESの楽しみ方として、世界初のオーディオ拡張現実プラットフォームBOSE ARがあります。
音楽・ゲーム・フィットネス・旅行・通信などの分野で、新しいオーディオ体験ができると聞いて楽しみにしていたのですが、BOSE製のAR機能は米国限定、日本のアカウントではBOSE以外が開発したサードパーティのAR機能が一部公開されているだけで、日本語対応しているアプリはありません。またiOSは利用可能ですが、現状Androidは非対応です。そこで、現状公開されているアプリを試しに利用してみました。
audiojack
アドベンチャー、スポーツ観戦、生活音など、臨場感のあるサラウンドが体験できるアプリ。「Live Forever」は、まるで野戦に迷い込んだかのようなリアルな音響体験で、これがサバイバルゲームに対応していたら面白そう!と心躍りました。音フェチなASMR好きな人に特におすすめ。
Navi Guide
GoogleMapを活用したナビアプリ。スマホで目的地までの徒歩ナビを設定すれば、地図を見なくても、音声で右折・左折など行き方を教えてくれます。BOSE FRAMESには9軸ヘッドモーションセンサーが搭載されているので、自分が向いた方向を把握します。とても便利なのですが、こちらも現在は英語対応のみ。
日本向けのBOSE ARは近日公開予定とのことなので、楽しみにしていましょう。
まとめ
BOSE FRAMESは、オーディオサングラスという新しさもさることながら、BOSEならではの高い音質と、オープンイヤーオーディオの開放感と、ながら聞きができる便利さ、そしてサングラスの快適な装着感が相まって、「これは買い!」と断言できるアイテムでした。
今後、日本向けのBOSE ARのアプリが開発されることで、日常の瞬間をシームレスに拡張できる可能性も感じます。興味のある方は、全国のBOSE STOREでお試しください。
※本文内の価格情報は2019年11月05日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
主婦目線でコスパのいい家電探しが大好きなアラサー。家電屋の近くを通りかかると店内に吸い込まれがち。好奇心旺盛で、新作はとりあえず触ってみたい人。