新たな「おっさんホイホイ」ジャンルとして、各社からミニレトロゲーム機が続々と発売されていますが、ついにセガゲームスからも『メガドライブ』をミニ化した『メガドライブ ミニ』が9月19日に発売されました!
翌日には任天堂から『Nintendo Switch Lite』が発売されましたが、惜しくも1日違いでこの『メガドライブ ミニ』が令和初のゲーム機となっています。この記事では、約30年ぶりに復活したこちらの新ハードについて、いろいろとチェックしていきたいと思います。
大人に優しいシンプル構成ですぐに遊ぶことができる
まずはハード面から見ていきましょう。今回のレビューで使用したのは、コントローラーパッドがふたつセットになった『メガドライブ ミニ W』ですが、基本的な構成は通常のものと変わりません。
パッケージには、本体とコントローラーパッド、HDMIケーブル、電源供給用のUSBケーブル(A-MicroB)のほか、簡易的な取扱説明書が付属しています。基本的には、箱から取り出してこれらを接続すれば、すぐにでも遊ぶことができるというお手軽さが、ミニレトロゲーム機の魅力でもあります。
最初に驚かされたのは、やはり本体の小ささです。箱の中にさらにひと回り小さめの箱が入っており、ケーブルなどの付属品かと思っていたのですが、なんとそれが本体だったのです。横幅154mm×高さ39mm×奥行き116mmということで、手持ちのiPhone XR(高さ150.9mm)と比較してみると、少しだけ大きい程度になっています。
本体の上部左下には、電源ボタンとリセットボタン、ヘッドフォンの音量ボタンが並んでいますが、実際に使用できるのは電源とリセットのみです。
機能的にはほとんど意味はありませんが、カセット差し込み口のフタが開閉するようになっていたり、あるいは拡張スロットのフタも外せるようになっていたりするなど、コレクターズアイテムとしての所有感も得られるように、こまかいギミックにもこだわって作られていることがわかります。
前面側部にはUSB Type-Aのポートがふたつ並んでおり、こちらに付属のコントローラーパッドを接続することができます。
ちょっとユニークなところは、付属のコントローラーパッドが、オリジナルの『メガドライブ』に付属していた3ボタンのものではなく、ボタンが6つに増え操作性も向上した『ファイティングパッド6B』であるということです。単純にコントローラーとして人気と信頼性が高かったということもありますが、『ストリートファイターⅡダッシュプラス CHAMPION EDITION』のように、6つのボタンを使用するゲームが収録されていることも理由のひとつといえそうです。
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コンピュータホビー雑誌「ログイン」の編集者やドワンゴでモバイルサイトの企画・運営等を経て、2014年よりフリーで活動中。XRやPCなどのIT系やゲームをメインに、年間120本以上の取材をこなしています。