沸とうモードで100度に到達したら自動OFF
本体に水を入れてからモードボタンをタッチすると、画面が5回点滅した後、現在の水温が表示され加熱を開始します。
加熱中の水温がずっと表示されているので、1℃ずつ上昇していくのを見てるのも面白い。沸とうして100℃まで到達すると、ピッと音がなって自動的にOFFモードに切り替わります。
沸とうするまでの時間がちょっと長くて気になったので、画像右上にタイマーを表示させました。
満水(0.6リットル)で7分16秒なので、すばやくお湯を沸かしたいという人は、性能にちょっと物足りなさを感じるかもしれません。
比較として、僕が普段から使用している1リットルの電子ケトルを、満水で沸かしてみました。
5分2秒で沸きました。もっと早く1~2分程度で沸くものもあるので、電気ケトルに何を求めるかによりますが1つの判断材料にしてください。
1℃単位で調整可能な保温モード
モードボタンで保温モードに切り替えてから、左側のタッチボタンで設定温度を調節します。デフォルトでは50℃になっていますが、1℃単位で30℃~90℃まで設定可能。
ただし温度を下げるボタンがないので、90℃に保温したいのに間違ってボタンを1回多く押してしまうと30℃まで飛んでしまいます。それを再び90℃までボタンをポチポチするのが面倒です(長押しですばやく温度調節も可能)
また、デフォルト温度が50℃になっており、前回使用した温度を記憶してくれないので、80℃で保温したい人は毎回ボタンを押して温度調節する手間があります。
気になるデメリットを2点あげましたが、機能としては非常に便利です。
例えば沸とうモードではなく、最初から保温モードで70℃に設定すれば、赤ちゃんのミルクを作るのに最適な70℃まで自動的に加熱して保温してくれます。
コーヒーなら80℃~90℃、玉露なら50℃と狙った温度まで加熱してそのまま保温してくれるのは助かります。
水道水を飲むのが気になる人のためのカルキぬき
沸とうモードは100℃に到達すると自動的にOFFに切り替わりますが、カルキぬきモードは沸とう状態を5分間維持します。
一応沸とうモードと100℃到達までの時間に差異がないか計測してみましたが、7分26秒と誤差の範囲です。
さらに5分間沸とう状態が維持できるのかを計測してみたら、2分半程度でOFFになってしまいました。中の水の量などによっても誤差があるのかもしれません。
カルキ臭などが気になる方はカルキぬきモードを使ってみるのが良いと思います。
安全面には気を付けて
先にも述べましたが本体の電気部分と水を入れるシリコン部は一体になっています。水濡れには注意してください。
それと気になった点が、この3点プラグの抜き差しが結構固いこと。中に水が入った状態で勢いあまってこぼさないように気をつけてください。
さらにコードが短めなので引っ掛けて倒さないようにも注意。
ただこのコードのよいところは、240Vの海外対応になっているところですね。コンパクトで持ち運びを前提にしてる製品なので、海外旅行などにも活躍します(コンセント側は日本用なので変換プラグが必要です)。
海外は地域によっては、水をそのまま飲むのに抵抗がある場所もありますからね…。
本体とカップのシリコンは、食品用高品質シリコン。
ゴム臭なども一切なく安心して使える素材です。
注意点があるとすれば、素材が断熱性ではないので、加熱中はシリコン部が非常に熱くなります。必ずプラスチック部分を持ちましょう。お子様やペットのいる家庭では、使う場所を選ぶ必要があるかもしれません。
また、素材が柔らかいので中に水が入った状態でシリコン部を強く握ったり、上から圧力をかけると中身がこぼれます。
基本的に中に水が入ってるなら、ケトルもカップもプラスチック部分を持ちましょう。
限界まで分解してみました。
1つ思いもよらなかったメリットが、シリコン製なので水をはじいてすぐに乾いてくれます。沸かした湯を注ぎ切れば、本体内部はすぐに乾きますよ。電気ケトルの衛生面が気になる人にとっては、清潔に保ちやすいのではないでしょうか。
また安全装置として、空焚きをすると警告音が鳴り、自動的にOFFになります。
使用における安全面は、加熱中の本体シリコン部に触らないことと転倒に気をつけましょう。
コーヒーとカメラが好きなブロガー。作家を目指して日々、好きなことと新しいことを楽しんでいます。将来の夢はアルパカを飼うことです。