【レビュー】OPPO Reno 10x Zoomはガジェット好きにはたまらないエンターテインメント端末だった (2/3)

2019.07.28
トリセツ編集部/荻窪圭
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超広角から望遠まで3つのカメラ搭載

OPPOといえばカメラ。自撮り文化が発達している中国の会社ですから、ビューティー機能が優秀なのはもちろんのこと、さらに今回は超広角・広角(メインカメラ)・望遠の3連カメラを搭載してきました。

OPPO Reno 10x Zoom
3連カメラに注目。カメラの横の丸いポッチは単なるポッチなので気にしなくてOK。

こちらがカメラアプリ。

OPPO Reno 10x Zoom
カメラアプリの画面。ちょっとiOS風。

超広角は35mm判換算で16mm相当で800万画素。超広角です。広い風景や室内のみならず極端な遠近をつけた写真を楽しみたいときに。

超広角。派手目な絵作りをしてくれる「幻惑色」をオンにしています。
超広角。派手目な絵作りをしてくれる「幻惑色」はオンにしてます。zoom

広角カメラ(メインカメラ)は35mm判換算で26mm相当で4800万画素。ただし、通常の撮影では1200万画素で保存されます。

メインカメラ。これが一番高画質です。
メインカメラ。これが一番高画質です。 zoom
(メインカメラに対して)6xズーム。
(メインカメラに対して)6xズーム。 zoom

望遠カメラはメインカメラの5倍なので「5x」に行くかと思いきや、です。実は、超広角カメラがメインカメラの「0.6x」なので、ここを「6x」にしたことで、超広角からちょうど10倍になるわけですね。「Reno 10x Zoom」という製品名ですから「10倍」へのこだわりがあったのでしょう。

苦肉の策って気はしますが、まあスマホカメラの世界で細かく突っ込むのは野暮なのかもしれません。

ちなみにさらにタップすると10xになります。これはもう完全にデジタルズーム。

10倍になるとデジタルズームっぽさが出てくるけど、画面で見る分には気にならないかもです。
10倍になるとデジタルズームっぽさがでてくるけど画面で見る分には気にならないかもです。 zoom

さらに無理矢理望遠にしていくと「60x」まで上げられます。

試しにやってみました。1x、10x、60xと連続でどうぞ。

1x。何を撮りたかったのかわかりませんね。
1x。何を撮りたかったのかわかりませんね。 zoom
10xです。実は奥に隠れていたスカイツリーを狙ったのでした。
10xです。実は奥に隠れていたスカイツリーを狙ったのでした。 zoom
60x! 無理矢理感満載の画質ですが、一応ここまでできますよということで。
60x! 無理矢理感満載の画質ですが、一応ここまでできますよということで。 zoom

画質云々以前に、ここまでいくとちゃんと被写体を真ん中に捉えるだけで一苦労です。

せっかくなので人物撮影も。「AI」スライダーでビューティー度が変わるという、もう人物を見つけたら自動的に美肌(にとどまらないんだけど)はオンだぜ、というところに感服します。

「Portrait」を「縦位置」と誤訳しているところはまあボケとして。

OPPO Reno 10x Zoom
人物を見つけて「縦位置」に(誤訳です)。ビューティーモードは最大に。

見事につやつやな肌になりました。
見事につやつやな肌になりました。 zoom

自撮り時は、うにっとリトラクタブル式のインカメラが現れます。

OPPO Reno 10x Zoom
自撮り時。背面にはLEDライトが(ライトを使うときもこれがせり出すのです)。
OPPO Reno 10x Zoom
自撮り用のインカメラ登場。

そして、もっと細かくビューティー度を設定できるのです。

OPPO Reno 10x Zoom
美肌・ほっそり顔・小顔・顎の4つのパラメータを調整。

いやもう感動的なレベルですね。

自撮りの機能を目一杯使ってもらいました。
自撮りの機能を目一杯使ってもらいました。 zoom

さらに、料理認識をした写真と夜モードで撮った夜景も載せておきましょう。

料理自動認識で撮った鍋。
料理自動認識で撮った鍋。 zoom
夜モードだと3枚連写して夜景を合成してくれます。
夜モードだと3枚連写して夜景を合成してくれます。 zoom

気になる画質ですが、4800万画素のメインカメラはさすがにきれい。しっかりした写りです。超広角カメラも周辺の歪みはちゃんと補正され、800万画素ですが、実用的な写り。望遠カメラはF3.0と暗く、やや無理があるのか画質的にはいまひとつ。特にちょっと暗いと、ISO感度が高くなるのでディテールはつぶれぎみになります。デジタルズーム時の画質も、もうちょっとディテールをしっかりさせられるような気はします。

でもスマホの画面で楽しんだり、インスタに上げるくらいなら十分楽しめるレベルには達していますから、望遠に頼りすぎないように使えばよいでしょう。

画質を追求するよりは、そのギミックや撮影の幅を楽しむカメラといっていいかも。


OPPO Reno 10x Zoom SIMフリー CPH1919
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Color OSはAndroid?
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荻窪圭
【デジカメライター 荻窪圭】

老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。
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