iPhone 8/Xが発売されてもう8ヶ月ほど経ち、次のモデルの噂が出はじめる時期ですが、iPhone Xの評価はまだ安定していないようです。
そこで、初代iPhone(日本未発売のもの)からずっとiPhoneを使い続け、iPhone 3Gの発売日には表参道に前日から友人等と並び、iPhone Xも発売日から使い続けているひとりとして、iPhone Xのアレって実際に使ってみるとどうなのよ、って話をする次第です。
カメラ機能とか画面サイズとかスペックや見た目を比べればわかること、iPhone 8/8Plusと共通の進化点をはぶきますと、「使ってこそわかるiPhone Xの違い」は次の3つに集約されるかと思います。
- ホームボタンがなくなって使い勝手は良くなった?悪くなった?
- Face ID(顔認証)はタッチID(指紋認証)に比べてどうか
- 画面の上にある「ノッチ」(切り欠き)は気になるか
です。それぞれチェックしてみましょう。
1.ホームボタンがなくなって使い勝手は良くなった?悪くなった?
最初、ホームボタンがなくなることに不安はありましたが、1点を除いて、めちゃ便利です。慣れてしまうと、もうホームボタンには戻れません。より自然な指使いで操作できます。
その操作のキモは画面下に出ている横長の「バー」です(ホーム画面には表示されませんが)。
ここに置いた指をどう動かすかで基本的な操作ができてしまうからです。
バーを上にスワイプすると、ホーム画面に戻ります。
上にスワイプして指を止めると、開いているアプリがずらっと出てきますからここから選びます。
バーを下にスワイプするとなんと画面が下に半分ずれます。これは、上の方の「指が届かない場所にアクセスする」ための機能です。
バーを左右にスワイプするとアプリを切り替えることができます。これが便利。
ホームボタンの時代は、ボタンを「2回タップ」して起動しているアプリ一覧を出す必要がありました。慣れるとiPhone X式の方がずっと自然です。言葉だとわかりづらいので動画でどうぞ。
また、アプリを削除するときは、削除したいアプリのアイコンを長押しすると表示される画面で「x」をタップしますが、アプリ削除の画面から抜け出たいときは、画面右上の「完了」をタップしなくても、画面下隅を上にスワイプする(ホーム画面に戻るときの操作)と通常のモードに戻ります。
ホームボタン時代より片手で操作しやすくなりました。
結論:ホームボタンを使うより操作は快適に。将来的にホームボタンはなくなっていくのではなかろうか。
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。