「Liberty」と「Liberty+」両機種の違い
両機種は形状だけではなく、機能面でもいくつか違いがあるのでご紹介していきましょう。
①連続再生時間の違い
両機種とも連続再生時間はイヤホン本体のみで3.5時間と同じ。ただ、ケースによって大きく違い無印の「Liberty」はケース込みで24時間使用可能。上位機種の「Liberty+」はケース込みで48時間使用可能です。
連続再生時間で言えば「Liberty+」に軍配が上がります。旅行や出張によく行く人は「Liberty+」がおすすめ。
②Bluetoothのバージョンの違い
「Liberty」はBluetooth4.2に対応しており、「Liberty+」は最新のBluetooth5.0に対応。「Liberty+」の方が遅延に強く、安定した接続ができるとのこと。
しかし使ってみた感覚としては、どちらも大きな差は感じませんでした。動画を閲覧した際にも同様の遅延が起きていたし、スマホをポケットに入れたりするとたまに接続がブチブチと切れることがありました。
③周辺音取り込み機能の違い
上位機種の「Liberty+」にのみ「周辺音取り込み機能」が搭載されています。
実際使ってみましたが、最近人気のノイズキャンセリングイヤホンのような感動はありませんでした。気持ち周囲の音が聞こえるかなというレベルです。普段使う機能かというと、個人的には耳から外した方が手っ取り早い気もしました。
④専用アプリケーション「Zolo Life」の違い
専用アプリの「Zolo Life」は上位機種の「Liberty+」にのみに搭載された機能です。
「周辺音取り込み機能」に加え、「音声アシスタント」、「ファームウェアのアップデート」、「紛失防止のアラーム機能」、「イコライザー機能」が使え、「Liberty+」の一番の魅力ではないでしょうか。
ただ、イコライザー機能は自分でレベルを変えられるわけではなく、元々プリセットされている5種類から選ぶだけになっています。ちょっと気分を変えるにはいいかもしれませんが、音にこだわりたい人にとっては残念な仕様としか言えません。
音質を考慮して、どちらがおすすめか
無印の「Liberty」に、上位機種の「Liberty+」、どちらともドライバーは「グラフェン」を採用しており、低音もある程度出て、かつクリアな歪みのない音に仕上がっていたと思います。どちらかと言えば「Liberty」の方が軽く感じましたが、搭載しているドライバーが「Liberty+」の方がやや大きいため低音が響きやすいのかもしれません。
個人的には音質に関しても無印の「Liberty」の方が好みでした。「Liberty+」のイコライザー機能もあまり魅力的とは言えず、装着感も無印の「Liberty」の方が自分に合っていたと思います。
両機種のスペックの比較をしてみました。
機種 | Liberty | Liberty+ |
---|---|---|
最大使用時間(本体) | 3.5時間 | 3.5時間 |
最大使用時間(ケース) | 24時間 | 48時間 |
防水機能 | IPX5 | IPX5 |
Bluetooth規格 | Ver4.2 | Ver5.0 |
周辺音取り込み機能 | ー | ○ |
専用アプリ対応 | ー | ○ |
音声アシスタント | ○ | ○ |
対応コーディック | AAC、 SBC | AAC、 SBC |
重量 | 358g | 399g |
価格 | 7,999円 | 14,980円 |
「Liberty+」のイコライザー機能が刺さる方もいると思いますが、価格差が約7,000円と考えると「Liberty」がおすすめというのが僕なりの結論です。
この「Liberty」は発売された際1000円割引キャンペーンが行われており、その時にトリセツ編集長が自腹で購入したもの。キャンペーン適応で安く購入された方はナイスな選択だったと思いますね!
今回はAnkerから発売された「Libertyシリーズ」をレビューさせて頂きましたが、一番の感動はやはりケースを取り出してすぐにペアリングされる手軽さですね。ケーブルの煩わしさからも解放され、音質とフィット感が合う人には検討の余地ありのイヤホンだと思います。
それでは今日はこの辺で失礼致します。
また次の記事でお会いしましょう。
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5年前にキャンプを始めてその良さにハマり、現在では山梨県北杜市に移住し、山を開拓してセルフビルドで建てた小屋で生活。その生活では山菜採りや渓流釣り、家庭菜園などで自給自足を目指しつつ、変わらずキャンプや登山を楽しんでいる映像クリエイターです