すこし遅くなってしまったが、10月末から東京ビッグサイトで開催された東京モーターショーに展示されていたドライブレコーダー(以下、ドラレコ)をご紹介したい。
今年6月に起きた東名高速道路における死亡事故以降、ドラレコの需要は急激な伸びを見せている。交差点などでの出会い頭の事故や、飛び出し事故はもちろんだが、 悪質な交通妨害行為が大きな要因のひとつだろう。これらの予期せぬ事故、迷惑行為の有効な証拠となる自衛手段として購入者が増えているのだ。
だがドラレコも万全ではない。前方を広角カメラで撮影してはくれるが両サイドや後方はカバーできない。 ただ予測できない事故は死角に入った車や後方からの衝突も十分ありえる。そこで登場したのが今回紹介する「d’Action 360」だ。
両サイドや後方もカバーする360°カメラ
まずは以下の動画を見ていただきたい。左後方からの接触事故の映像だ。
左後方から接近してくる車を見事に捉えている。一般的なドラレコではこの映像は記録できず、有効な証拠にはならなかっただろう。 「d’Action 360」だからこそ捉えることができた決定的な瞬間である。
ドライブモード
先ほど見ていただいた映像の通り「d’Action 360」は走行中、前方だけでなく前後左右、車内までもカバーする。 また衝撃を検知し、前後各10秒間(計20秒間)をフルHD相当(1440×1440)でmicroSDに自動記録する。
夜間走行中のヘッドライトによる白とびを抑制しノイズ対策も施されているのでナンバープレートも記録してくれる。 ただし特定のアングルのみを切り出すとフルHD画質よりも粗くなるため、遠い位置のナンバープレートは見えにくくなる。
CARMATE
d'Action 360 DC3000
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トリセツ編集部 編集長。トリセツの広報としてプロモーション業務とメディア運営を手がける。また各方面でプロモーション、デザイン等の業務に携わっている。