ご自宅の屋根にソーラーパネルを設置して、太陽光発電した電力を、電力会社に売電している皆さん。ソーラーパネルを設置してから何年経ったか把握していますか?
一般家庭で太陽光発電した電力を、電力会社が一定価格で買い取る制度「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(FIT制度)が適用されるのは、導入から10年と期間限定で、2019年11月から順次満了(卒FIT)を迎えます。
卒FIT後に、より高値で電力を売るためには、どのような選択肢があるのか、賢い方法をご紹介します。
卒FIT後の電力買取はどうなる?
FIT制度の買取期間満了を迎えると、一体どうなるのでしょうか。ほとんどのご家庭では、今契約している電力会社と自動継続になる契約をしています。手続きも面倒だし、そのまま自動継続で構わない。本当にそうでしょうか?
FIT制度開始直後の2009年に導入した人は、48円/kWhもの高値がついていましたが、その後、あらたにFIT制度の適用を受けた際の電気の買取価格は、年々下がり続けて、2019年度には当初の半額ほどの24円/kWhとなっています。
さらにFIT制度満了後は、買取価格が見直され、大幅に安くなります。東京電力が、2019年6月に発表した、卒FIT後の買取価格は、8.5円/kWh。大手電力会社もそれに並ぶ価格が提示されています。FIT制度の初期に導入した方ほど、その価格差に驚くのではないでしょうか。
そこで卒FIT後にどうするか、選択肢を知り、適切な判断をする必要があるのです。
【卒FIT後の選択肢1】現在の契約を自動継続
前述の通り、卒FIT後も、電力を電力会社に買い取ってもらうことはできるのですが、買取価格は大幅に下がります。さらに気をつけたいのは、契約が自動継続になっていない場合。あらたに買取電力会社を見つけて、契約を結ばない限り、せっかくの電力もただ同然で引き取られることになります。卒FITに向けて、現在の契約内容の確認は、必須です。
【卒FIT後の選択肢2】余剰電力の自家消費
これまで電力会社に売っていた余剰電気を、自宅での消費に当てることを自家消費と言います。日中に発電した電力を蓄電池にためて、夜間に使用したり、災害の停電時に備えると安心ですね。また電気自動車に充電することで、電気を無駄なく使うという手段もあります。一方、蓄電池や電気自動車など、自家消費のための初期投資が負担になるというデメリットもあります。
【卒FIT後の選択肢3】買取電力会社の見直し&移行
FIT制度満了後は、基本的に自由に電力会社を選ぶことができます。さまざまな電力会社の買取価格を比較して、まずは単純により高い価格で買い取ってくれる業者を選ぶとよいでしょう。次に買い取り条件を確認します。1年目は高値でも、2年目以降は他社と変わらない金額になる場合もあるので、注意が必要です。
東京ガスの太陽光買取は、単体で9.5円/kWh!電気とセットで10.5円/kWh!
買取電力会社の見直しを検討中のあなたに、ぜひおすすめしたいのが、東京ガスの電力買取サービスです。
現在、東京電力と契約している方が、卒FIT後に継続契約した場合の買取価格は、8.5円/kWhです。一方、東京ガスの「太陽光買取プラン」は、9.5円/kWh※1と業界トップクラス!さらに、東京ガスの電気※2を同時に使用する場合のセットプラン「太陽光ずっともセットプラン※3」であれば、10.5円/kWhと高値買取になります。
こちらは、東京電力と東京ガスの比較となります。東京ガスに移行するメリット※4を実感していただけるのではないでしょうか。卒FIT後にいくらで買い取ってもらえるのか気になる方は、これまでの余剰電力量をもとに計算してみてください。
ちなみに現在、東京ガスとガスや電気の契約がない方でも、買取が可能で、太陽光電力の買取だけでも契約できます。また東京ガスの供給エリア外でも、東京電力エリアであれば、契約が可能です。
「太陽光買取ポータル」で毎月の電力と買取価格を簡単比較
1また東京ガスは、買取価格だけではなく、契約後のお知らせも分かりやすいと評判です。こちらは、東京ガスの会員用Webページ「太陽光買取ポータル」の参考です。紙のお知らせは発行せず、毎月の売電量と売電金額がWeb上にグラフで表示されるので、月々どのくらいの電力をいくらで買い取られているのか、比較しやすいと思います。