【レビュー】

前代未聞!合体アクションカメラ「Insta360 ONE R」

2020.04.05
トリセツ編集部/荻窪圭
Insta360 ONE Rトップ画像
3つのパーツが合体してマウントブラケットにおさまったInsta360 ONE R


ども、はじめてデジカメで全天球パノラマ(360度写真)を撮ったのが2002年という荻窪圭です。昔から360度写真が好きだったのですな。

だからリコーのTHETAとかInsta360とか大好物なのですが、360度写真を撮れる全天球カメラってそれしか撮れないんですよ。そうじゃないビデオや写真を撮りたい人は2台持っていかなきゃいけない。

でもそこはアイデア溢れるInsta360。

なんと、動画も写真も360度もってカメラを「合体メカ」で実現しちゃったのです。何考えてるんだって感じですよね。

カメラユニットを交換することで、ハイクオリティな写真からアクションカムから360度カメラまで適材適所で楽しめるようにしたんですから。

カメラ交換式アクションカム!

Insta360の本質は「カメラ交換式アクションカム!」。だから防水だし頑丈だしめちゃ小さい。

Insta360 ONE R
バッテリーと本体とカメラユニットが合体してこのサイズ!

このカメラが3つに分かれるわけです。

下の赤いところがバッテリー。「ONE R」のロゴが入っているところがモニタ&本体。そしてレンズがついているのがカメラ部。

製品パッケージ(ツインエディション)はこう。

Insta360 ONE R
本体とカメラユニット×2とバッテリーがおさまったツインエディションのパッケージ。

見事に分かれていますね。ツインエディションなので広角カメラユニットと360度カメラユニットの2つがついてきます。

さらに欠かせないのがマウントブラケット。

単体だと手に持つことしかできませんが、マウントブラケットを介せば、GoPro用マウントと互換性があるので対応のアクセサリを使えますし、三脚を装着できるアダプタもついてきます。

Insta360 ONE R
マウントブラケットを合わせて5つのパーツを駆使します。

ではこれをどう合体させるか。

動画でどうぞ。

合体させてみました。

本体に2つのコネクタがついてて、広角カメラの場合は前向きでも自撮り向きでも好きな方に付けられますし、360度カメラの場合は2つのコネクタの両方を使うという仕組み。

Insta360 ONE R

よく考えられていますよね。

まずはこの猫動画をみよ!

個人的に、Insta360 ONE Rの真骨頂は360度カメラから作るHD動画にあり!だと思うのですよ。

というわけでこの短い猫動画を見てください。

猫保護シェルターで猫と遊んでいる。

世田谷区の経堂にある「保護猫シェルターqueue」での撮影(端っこにちょっと登場する女性は店長さんです。撮影の許可はもらっています)。

このようにして撮りました。

Insta360 ONE R
撮影スタイル。カメラが気になってやってきた猫と一緒に。

ミニ三脚に360度カメラをつけたInsta360 ONE Rを置き、1分ほど回しっぱなしにして、わたしは猫と遊んでいただけという動画。

360度カメラなので「全方向の動画」が5.7Kのクオリティで記録されます。これがすごい。

で、後から編集するときに、どの方向のどれを使うか指定できるのですね。カメラワークの後付けです。

普通にカメラを回していると、突然左から跳んでくる黒猫とか、それを追っていたら違う方向で違う猫が遊びはじめたとか、対応できないじゃないですか。

でもこれなら360度撮っているので、後からこの瞬間をこっちを向いたこのアングルの映像を、ってアングルをどんどん変えていけるのです。

タイムラインを見ながらアングルとサイズを指定していきます。
編集してチェック中。速度は2倍に。

そして最後にBGMをつけて完成。

速度を上げると音声が消えるのでBGMをつけてみました。

短く済ますために速度を2倍にしていますが、このクオリティの動画を(まあ、専用の動画カメラに比べるとクオリティが落ちるのは否めませんが)360度動画から作れるって魅力的じゃありません?

もうひとつ同じようにして作った動画を。

こちらは、スティックの先にカメラをつけて身体の横に斜め下に向けて持ちながら(つまり、地面すれすれ)歩き、最後にぐぐっとカメラを持ちあげた360度動画をフルHD動画に編集したもの。

カメラを斜めにしても、カメラ内のセンサーがちゃんと水平を出してくれるのでどう持ってどう撮ってもいいのです。

で、こんな感じで編集。

地面すれすれ動画。

動画にしたのがこちら。

リトルプラネットから地面すれすれ歩きになって最後は空に浮き上がる感じで。

カメラの継ぎ目のステッチでちょっとぶれたりしますが、こういう動画を一発で撮れるのは楽しいものです。

というか、360度カメラじゃないと撮れない動画を簡単にできるってすごい。

さらに、Insta360 ONE RではAIを使って自動的にいいシーンをフルHD動画として抽出してくれる機能もあります。今回は思ったような仕事をしてくれませんでしたが、人を撮ったときなどはちゃんとその人を追いかけたシーンを抽出してくれます。


Insta360 Insta360 ONE R ツイン版 CINAKGP/A

※本文内の価格情報は編集部調べの参考価格です。

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荻窪圭
【デジカメライター 荻窪圭】

老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。