スタンダードモデル「F6」の基本性能
まずはスタンダードとなる「F6」から詳しく見ていこう。
ホットシューに付属のティルトアームを取り付け、「F6」を搭載した。左側面にはDC IN12V・DC OUT8VとHDMI。
底面には1/4インチねじ、Audio OUT、ファームウェアの変更等に使うUSB端子。
天面には1/4インチねじ、ファンクションボタン、メニューボタン、メニューコントロール、電源。特にファンクションボタンは撮影現場で便利に活用できる。
DCアダプタによる電源供給はもちろん、ソニー製のバッテリーを背面に取り付けての電源供給も可能。屋外撮影などはバッテリーを使用してモニタリングする。
主な機能は以下の通り。
・センターマーカー・ピーキングフィルタ・アナモフィックモード
・ヒストグラム・偽色・過露出提示・ナイングリッド・イメージフリーズ
・ズームイン・ピクセル→ピクセル・色域検査・画像回転
ここからは、私がファンクションキーに割り当てている機能とその理由を説明していこう(ファンクションは4つまで割当が可能)。
Fn1:ピーキング機能
どこにフォーカスが合っているのか赤い色で識別できるようにしている。ちなみに、このピーキング色は変更が可能となっているので、好みの色を選択するとよいだろう。
Fn2:グリッド表示
主に画角や構図の調整などに利用している。
Fn3:ズーム
マニュアルフォーカスではピント調整がシビアとなってくる。ズーム機能を割り当てることで、瞬時に拡大表示し、フォーカス合わせを行う。倍率は4倍、9倍、16倍となっている。
Fn4:反転表示
自撮りをするときや、クライアントに映像を確認してもらう際に、モニターを180°回転させることがある。この場合、そのままでは映像が逆さまになってしまうため、反転表示を利用する。
以上、「F6」で紹介したここまでの基本的な機能は、ほかの機種にも搭載されている。その上で2つの機種特有の機能や特徴を見ていこう。
トリセツ編集部 編集長。トリセツの広報としてプロモーション業務とメディア運営を手がける。また各方面でプロモーション、デザイン等の業務に携わっている。