その6:被写体で探したい
「いつどこで何を」の「何を」で写真を探したいときですね。
「何を」が人物だったら「ピープル」から探せます。
それ以外のときは「検索」の出番。
ここではいろんな検索ができますが、いきなり「自由に検索してね」といわれても困りますよね、普通。
そこで、iOS13の写真アプリの検索では、あらかじめいろんなカテゴリーや撮影地、モーメント(これがまあ微妙な表現なんだけど)などジャンルごとにサンプルが表示されるんです。
「秋」をタップすると、さらに、秋によく撮影された場所、撮影した被写体などのサンプルが下に出てきます。
そういえば日光で撮影した秋の写真が見たいな、と思ったら、この後に「日光市」と入力すればOK。
そうすると日光で撮った紅葉写真をさっと探せます。
カテゴリーは自動的につけられますので、ユーザーは何もする必要はありません。
「鉄道」とすると「鉄道とおぼしき写真」がずらっと表示されます。「おぼしき写真」なので、まあ、鉄道とは関係ないのに間違って判断されることも多いわけですが、その辺はしょうがないですね。
いろんな言葉で試してみるとよいかと思います。
中には「え?」という結果を出してくることもありますから、いくらか結果に対する寛容さは必要になりますが、結構使えると思います。
蓄積された写真は「財産」です
他にもお気に入りをつけておく、アルバムを作るなど、後から探しやすくなるテクニックはいろいろあります。
いずれにせよ、機種変更をするたびに古い写真を受け継ぎ、何年もかけて写真が溜まっていくと、古い写真にはその古さという価値が出てきます。
写真が溜まりすぎるとiPhoneのストレージが足りなくなりますが、そこはiCloud写真を使い、クラウドを上手に使って1万枚、10万枚とためていくのをおすすめします。
iPhoneに溜めている自分で撮った写真は「財産」です。世界にただひとつのものですから、失わないように、いつでも探せるようにしておくと、デジタル写真ならではの良さ、いつも気軽に撮れるiPhoneならではの良さを感じられるでしょう。
特に、地図から写真を探せるなんてiPhoneならではですから。
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。