実際にSUPに乗りながら撮影してみる
では早速SUPを用意して撮影してみましょう。
SUPは水上スポーツの定番になりつつある、ウォータースポーツのひとつです。
スタンドアップパドルボードの頭文字を取って、SUP(サップ)と呼ばれています。
その名の通り、ボードの上に立ってパドルを漕いで進むスポーツで、水面を進んでいるような新感覚の面白さがあるアクティビティです。
最近ではSUPを使ってSUPフィッシングをしたり、SUPの上でヨガをしたりと幅広い楽しみ方も人気になっています。
今回はそのSUPに乗り、海の上でドローンを使っての撮影にチャレンジしてみました。
SUPの上から離陸させるのは不安だったので、陸で離陸させてから撮影を開始します。
SUPを操縦しながらだとドローンの操作はできないため、アクティブトラックという機能を使って自分を追尾させます。
真上からだと画面右側に魚群が写っているのが分かりますね。沖に向かって漕いでる最中、やたらと魚が跳ねていたのですが、この映像を見て納得しました。
実際にSUPに乗りながら撮影して感じたのは、広い海の上で木の葉のように浮かんでいるSUPを映しているとどうも単調になってしまいがちということ。
そこで「Mavic 2 Zoom」に搭載された「クイックショット」を使って動きをつけてみましょう。
こちらは動画で見ていただいた方がいいと思います。
誰でも簡単にこのような撮影ができるように、多彩なインテリジェント機能が搭載されています。
SUPを漕ぎながらでも、まるで誰かが撮ってくれたような映像が撮影可能。海の上で誰も撮影してくれなかった僕の悩みもこれで解決です!
さらにはこの「Mavic 2 Zoom」には「ドリーズーム」という面白い撮影方法があるんですよね。被写体の大きさは変わらないのに、背景だけが迫って来るような撮影方法です。
編集でこのドリーズーム効果を作り出すことはできますが、それがドローン単体で撮影できてしまうのはやはり面白いです。
今回選んだドローンは「Mavic 2 Zoom」でしたが、よい選択だったと感じました。
被写体にもう少し近付いて撮影したいのに撮影環境の問題で近付けない、そんなときにズーム機能は非常に助かりました。またドローンを近付けてしまうとプロペラ音が手元での撮影しているカメラにどうしても入ってしまいますが、離してズームすることによりその問題も解消できました。
今回初めてドローン撮影を行いましたが、ドローンを使うと今までにないアングルでの撮影が可能になり、撮影視野がぐっと広がったように感じました。
普段気にもとめない波打ち際も、真上からのアングルで空撮することによって、台風の影響で打ち上がった流木と砂浜の絶妙なグラデーションに気づくことができました。
最後にひとつだけ。
ドローンを扱うには国土交通省へ申請をする必要があり、また航空法に基づいた規制をしっかり理解する必要があります。安全に、そして楽しく撮影するにはドローンの操縦知識だけではトラブルを招きかねません。
必ずドローンを飛行するための知識を学んでからフライトを楽しみましょう!
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5年前にキャンプを始めてその良さにハマり、現在では山梨県北杜市に移住し、山を開拓してセルフビルドで建てた小屋で生活。その生活では山菜採りや渓流釣り、家庭菜園などで自給自足を目指しつつ、変わらずキャンプや登山を楽しんでいる映像クリエイターです