練り上げられた4つの光モード
ダイソン ライトサイクル タスクライトには、特に光を必要とするであろう4つのシチュエーションに合わせたモードがあります。
それは「シンクロ」「学習」「リラックス」「作業」の4モードです。
シンクロモード
シンクロモードでは、現在地の自然光と同じような明るさと色温度の光を作ります。
色温度とはなんぞや?
写真を撮られる方ならご存知かと思いますが、光の色には温度があります。そして時刻により、光の色温度は変わります。我々人間にとって、最も自然に感じる光は太陽の光です。
朝の時間帯の太陽光はどちらかというと青い光で、色温度は高くなります。一方、夕方の時間帯の太陽光は温かい赤みのある光で、色温度は低くなります。
シンクロモードは、このような日中の光の自然な変化を再現しています。使う時間帯によって、色と明るさが変化していくのです。シンクロモードの選択は、スマホにインストールしたアプリ上で行います。
例えばこちらは、13時10分にシンクロモードにした時のアプリ画面。
少しだけ青みを感じる白っぽい光です。
色温度が5858K(5858ケルビン)で、輝度(明るさ)は647lx(647ルクス)。
正午頃の太陽の光の色温度がだいたい5000K〜5500Kと言われていますが、13時10分のシンクロモードも近い数値ですね。
ちなみにこちらは9時23分のシンクロモード。
朝の光は正午より少しだけ色温度が低く、やや暖かみがあります。輝度(明るさ)は正午の時の数値よりかなり高く、キーンと明るいです。
強い光で目覚めよ!ということであろう、と解釈しました。
こちらは19時25分のシンクロモードの画面。
夜になると、シンクロモードの光は、昼より暖かみのあるオレンジっぽい色に変わりました。
色温度は3000K(3000ケルビン)で赤み寄り、明るさは200lx(200ルクス)と夜にふさわしい明るさを抑えた光になっています。
次に、そのときのシチュエーションに最適なモードの光が選べる、シンクロ以外のモードについてご説明します。
学習モード
勉強するときには、良質な光が必要です。そんな時のための学習モード。学習モードでは、現在地の自然光に応じて色温度を自動で調整してくれます。
「日本、東京、10月の朝」という条件では、太陽光の色温度よりやや暖かみのある4600Kの色でした。
ちなみに学習モードは学習だけでなく、仕事にも適した光なのだそうです。学習と仕事に最適な光は共通なのですね。
リラックスモード
リラックスモードの光は、色温度の低い暖かい光です。
輝度は251lx(251ルクス)と弱いのですが、読書するのには十分な明るさになっています。
リラックスするときに、ちょうどよく感じます。雰囲気のいいバーラウンジのような光です。
作業モード
作業モードは輝度1000lxと、高輝度のキーンと明るい光になっています。色温度は4600kと、やや寒色よりの白っぽい光です。
私の環境では、作業モードと学習モードの色温度は同じになりました。明るさだけが大きく違います。
1000lxと501lx。
作業モードは学習モードのほぼ2倍の明るさです。これだけ光量があると、手元はくっきりと本当によく見えます。
ハンドメイドアクセサリーを作ったり、ネイルアートをしたり、プラモデルを作ったり、小さいチップにハンダ付けしたりなどの細かい手作業をするときに重宝しそうです。
カスタムモード
4つのデフォルトのモードの他に、自分の好みの色温度と輝度を登録できるカスタムモードがあります。
ブーストモード
この他に、ブーストモードというものがあります。
ブーストモードでは、明るくて冷たい光を20分間だけ集中的に照射してきます。集中力が必要なここぞ!というときに使うと、効果絶大なのではないでしょうか。
カメラ女子系ライター。愛用のカメラはCANON EOS 5D Mark IV。ミニマリストをお手本に道具や電子機器は徹底的に気に入ったものしか買わないと決めている。写真を撮りに行きたい国はアイスランド、インド、キューバ、台湾。