屋外で飛ばしてみよう
せっかくですから、晴れた日に広い屋外(人がいない河川敷)で飛ばしてみました。
青空をバックにTello。
そのときの敵は2つ。
ひとつはバッテリー。予備のバッテリーがあればそれを、そうでなくてもTello充電用にモバイルバッテリーを持っていくといいでしょう。
モバイルバッテリーがあれば屋外でも安心(ただ、充電には時間がかかるので予備バッテリーを別途持っていくのがおすすめ)
もうひとつの敵は「風」。この日は運悪く強風の日だったのです。風が強いと安定しませんし、思い通りに飛ばせなくなります。
その場合はこのようにアラートが出ますので要注意です。
5mまで上げてみました。風が強いと警告が出ます。機体も風に煽られてちょっと斜めになっちゃいました。
風に流されて木にぶつかったり、コントロールが難しい場所へ流されたりするので要注意。
また、自動飛行しながら動画を撮ったり、アクロバティックな動きを見せてくれる「フライトモード」機能も風が強いと使えません。
機体が軽ければ軽いほど風の影響を受けやすくなりますから、その点、200g未満のトイドローンは不利なのです。しょうがないですね。ただ、屋外晴天下だときれいに撮れるのですけどね。
晴れた屋外だとこのくらいの画質で撮れます。一昔前のスマホの画質と同等かな。
はじめてのドローンを試したいなら超おすすめ
いやあ、このくらい軽くて小さいとむやみに飛ばしちゃいますね。そうやって家の中で飛ばして遊びながら感覚を覚えていくとよさそうです。
まとめますと
- 操作はすごく簡単で風が吹いていない限り安定したホバリング
- スマートフォンだけで操作できて反応もいいので練習には最適
- 動画は電波環境によってときどき途切れるので実用性は微妙かも
- 静止画はSNSレベルで使えるくらいにはきれい。これは使える
- 超軽くて手のひらへの着陸もしてくれる
- 風が強いと動きが安定しないので難しい
という感じです。
つまり、小さくて軽くて小回りが利くので明るい室内で飛ばすのが最高におすすめ。家の中をドローンで見てまわると最高に楽しめます。
夜の室内では動画の画質が落ちるが、それ以外は特に問題なし。
屋外は風が強くない日限定。さらに、200g未満のホビードローンとはいえ、どこででも飛ばしてOKというわけじゃないので注意しましょう。風の影響を受けやすいので、ある程度操縦に慣れてからが望ましいでしょう。
で、「面白すぎる。これは本格的なのを飛ばしたい」あるいは「屋外できれいな上空からの絶景を撮りたい」となったら、500g以上のしっかりしたドローンを購入し、きちんと講習を受け、法的に問題の無い場所(あるいはあらかじめ飛行許可をとって)で飛ばすという、本格派への道を歩むのがよいでしょう。
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老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。