【レビュー】

SONY SRS-XB402G 家の中ではスマート家電を操る司令塔に、アウトドアでは場を盛り上げる迫力の重低音スピーカーに!

2019.09.29
トリセツ編集部/谷口有威
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GoogleアシスタントとBluetoothの遠隔操作

SONY SRS-XB402G

スマートスピーカーを使うのは初めてだったのですが、まず音声を拾う精度に驚きました。

カメラに収まる距離の関係でこれくらい離してますが、実際にはもうちょっと離れて声を張らずに話しかけるようにしても「OK Google」を拾ってくれました。

「OK Google」で簡単に遠隔操作

SONY SRS-XB402G

一応断っておくと、こんな風にわざわざ手を添える必要はありませんよ。

「OK Google 今日の○○市の天気予報教えて」「OK Google 今日のニュース読み上げて」「OK Google 30分後にタイマー鳴らして」といった、Googleアシスタントに準じた指示を実行してくれます。

面白い機能が「サイコロふって」「占って」といった内容もあること。なんだか無駄に話しかけたくなってしまうので、ペット禁止の賃貸に住んでいる人にもおすすめかもしれません(笑)

ほかにも電球やコンセント、ChromecastなどのIoT対応家電を連携すると、スマートスピーカーの実力をより引き出せます。欧米では一家に一台になりつつあるくらい、スマートスピーカーが普及してきているそうです。

僕は主に気分に合わせて「ジャズを流して」「○○(アーティスト)を流して」と音楽再生で活用しています。デフォルトだとYouTubeMusicステーションから再生しますが、GooglePlayMusic、Spotifyなどにも対応しています。

アプリでワイヤレス操作「Music Center」

SONY SRS-XB402G

SONYのワイヤレス音響ガジェットでよく使うアプリ「Music Center」で、遠隔での本体設定を可能にします。

サウンドイコライザ、ライトのパターン、電源オプションの確認といった機能があります。

迫力のある重低音

スマートスピーカーはGoogle、Amazon、LINEが主要ですよね。SONYの本機も、中身はGoogleアシスタントになってます。

そこにSONYの高い音響機能が搭載され、より高機能なスピーカーになっています。

あくまでもスピーカーなので、用途としては音楽を聞くために使うことが多く音質にはこだわっていてほしいですよね。

直径約53㎜のフルレンジスピーカーユニットを2基搭載

コンパクトなスピーカーでバッテリー稼働するので、音域の広いフルレンジスピーカーが使われているのは必然ですね。

実用最大出力は25W×2で、本体内部のデュアルパッシブラジエーターによる低音域を増強した音を出せます。

音量を絞ってもちゃっちい音にならず、目の前の机に置いて静かに音楽を聞いても比較的高音質だと感じます。

ライブ感抜群の臨場感のライブサウンドモード

SONY SRS-XB402G

「ライブサウンド」モードにより、ライブ会場のような余韻のある音の広がり具合を体感できました。

部屋の中央に置くとより音の広がりを実感できて、スピーカから音が出ている感じというより空間全体が鳴っているイメージでしょうか。

これがたった1つのコンパクトなスピーカーとは思えないほどです。

しかしデジタル処理により実際の源音とは音そのものが変わっているので、忠実な音を聞きたい人は違和感を抱くかと思います。

ライブサウンドモードの音をずっと聞いてると、通常モードの音がのっぺりと平坦な印象になってしまうので慣れもあるでしょう。

低域強化のEXTRA BASSモード

SONY SRS-XB402G

クラブやフェスのように重低音がずんずんきいたEXTRA BASSモード。まあ、クラブもフェスも行ったことないんですけどね。

EDMやロックなどジャンルによって、気分を上げてくれるような迫力のある音に変換してくれます。

SONYの音響製品お馴染みの高音質デジタルアンプ「S-MASTER」や推奨サウンド設定を実現する「Clear Audio+」も搭載されています。

防水・防塵・防錆とバッテリー持ち

音質のよさを前述しましたが、家で聞く分にはアンプやスピーカーを充実させてもっと高音質を目指せます。

防水、防塵、防錆とアクティブシーンに対応しつつ、スマートスピーカーとして音質を維持しているのが、この製品の魅力でしょう。

スマートホームで家をがちがちにセッティング済みの人より、これからちょっと試してみたい人や気軽に取り入れたい人などに向いています。

家でも外でも使えるBluetoothスピーカーから、ちょっとスマート家電にも手を出してみようかななんて思えそうです。

防水・防塵に加え防錆性能まで

SONY SRS-XB402G

IP67は防塵等級6と防水等級7を表しており、防塵では粉塵が内部に侵入しない最高等級です。防水は最高等級8までありますが、7だと一定の水圧で一定時間(30分程度)水中に浸けても有害な影響がない程度。

スピーカー前面のボコボコした面から水や塵が侵入し放題に見えますけど、かなりタフな設計なようです。完全防塵、完全防水と思ってもらって大丈夫です。

加えて防錆でもあるので、海の塩水でもスピーカーが錆びずに安心して使えます。

バッテリーについて

SONY SRS-XB402G

スピーカーにはACアダプタのみが付属していますが、マイクロUSBでも充電可能。

充電部は厚いゴムキャップで閉じられていますが、水場で使うときは必ず閉めるように気をつけます。

6時間の充電で最大12時間、EXTRA BASSモードなら11時間使用可能です。コンパクトなBluetoothスピーカーの中では出力が大きいのですが、バッテリー持続時間も長いので外に持ち出すのも安心ですね。

SONY SRS-XB402G

背面にあるライト切り替えボタン長押しで電池残量を確認できます。写真は80%でライトが4分の3点灯しています。

SONYのアクティブスピーカーは10製品以上ありますが、迫力のある重低音と臨場感、スマートスピーカー、比較的簡単に持ちだせるコンパクトさとバランスの取れた機能を持ち合わせたスピーカーです。

スマートスピーカーの入りにしつつ、スピーカーの質も落とさない選択肢としては一番だと思います。


SONY SRS-XB402G

SONY  SRS-XB402G
SONY SRS-XB402G 参考価格:24,918円
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※本文内の価格情報は2019年9月26日時点でのAmazon.co.jpの価格です。
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谷口有威
谷口有威

コーヒーとカメラが好きなブロガー。作家を目指して日々、好きなことと新しいことを楽しんでいます。将来の夢はアルパカを飼うことです。
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