みなさん、ご飯を炊くときにはいつも何を使っていますか?炊飯器?それとも圧力鍋でしょうか?
実はセツコ家は土鍋でご飯を炊いています。その前は圧力鍋で炊いていたのですが、なんかイマイチ美味しくない。そこで「もしかしたら土鍋なら美味しいかも?」と思って使い始めたのが、土鍋炊飯の最高峰「かまどさん」です。
今回「かまどさん」のレビューをしてみないかと言われ、それなら日頃「かまどさん」を使ってる私がレビューしましょう、ということでレビューすることになりました。
そもそも「かまどさん」って何?という方にご説明いたします。
「かまどさん」は伊賀焼の窯元「長谷園」が作る炊飯土鍋です。炊飯土鍋は色々なメーカーから販売されていますが、その中でも有名なのが「かまどさん」です。
「かまどさん」の特徴はなんと言っても火加減いらず・吹きこぼれなし。
土鍋炊飯は、火加減を見る必要があったり吹きこぼしてしまうことがあったりとちょっと面倒なのですが、「かまどさん」は面倒なことが一切ありません。
「かまどさん」を使って美味しいご飯を炊いてみましょう。炊き比べ&食べ比べのために普通の土鍋でも、ご飯を炊いてみたいと思います。
「かまどさん」でご飯を炊くための工程
- 米を研いで浸水させる。(目安は夏30分、冬1時間)
- 「かまどさん」に浸水させた米を入れ規定量の水を入れる。
- 強中火で10〜12分(2合の場合)。※蒸気が出てから1〜2分後に火を止める。
- 火を止め20分蒸らす。
普通の土鍋でご飯を炊く工程
- 米を研いで浸水させる。(目安は夏30分、冬1時間)
- 土鍋に浸水させた米を入れ規定量の水を入れる。
- 中火にかける。10分くらいで沸騰をはじめる。
- 沸騰したら弱火にして15分炊く。
- 15分経ったら蓋を開けて、水の残り具合を確認する。水があったり大きな泡がある場合は弱火で1〜2分ほど追加で火にかける。
- 火を止めて10分ほど蒸らす。
土鍋の場合は工程4と5がどんな塩梅なのかちょっと不安になりますね。
「かまどさん」の場合は、はじめから炊きあがりまで同じ火加減でお米を炊くことができるので、確認作業もなく本当にカンタンです。
お米を研いで浸水させお米を入れる。
お米を研いで浸水させ、規定量のお水を入れるところまでは、「かまどさん」も普通の土鍋も全く同じです。
ただ、「かまどさん」には土鍋にはない中ふたがあります。
また、「かまどさん」で美味しいご飯を炊くためのルールがあります。それは中ふたと、上ふたのセット位置。中ふたの穴と上ふたの穴の位置が直角になるように、上ふたをセットします。
先程の「かまどさん」でご飯を炊くための工程でも記載した通り、火は強中火で。雰囲気的には「かまどさん」本体下部の釉薬を塗っていない素焼き部分の半分くらいの位置に火がきていたら強中火くらいです。
「かまどさん」と土鍋両方の炊飯スタートしました。
それにしても、家のガスコンロと違って今のガスコンロって本当に賢いですね!五徳に鍋が乗っていないと着火しません。
ライターの荻窪さんのキッチンリフォームでも、同じことおっしゃられていましたよね。良いなぁ新しいガスコンロ。
今回「かまどさん」レビューでは、ご飯の食べ比べができたら良いのですが、流石にご飯だけだと寂しいので、ちょっとおかずも作ることにしました。
これは鮭のつけ焼きの準備。これもカンタンで美味しいので是非試してほしいです。
鮭のつけ焼き
- 生鮭(もしくはトラウトサーモン)に塩を振って30分ほど置く。
- 濃口醤油:みりん:酒を1:1:1の割合のつけタレに1時間ほど漬け込む。
- グリルで焼く(途中、つけタレを何度か塗ると美味しい!)
鮭を漬け込み、炊飯の間に汁物も作ってしまいます。
目指すは定食っぽい朝の食卓かな?
「かまどさん」と土鍋から蒸気が吹き出してきた。
汁物の調理をしている間に土鍋から蒸気が吹き出してきました。
「かまどさん」と土鍋の厚みの違いでしょうか。土鍋から先に蒸気が出てきました。
土鍋の穴から結構な量の水が、ブクブクブクと吹きこぼれてきます。
ガスコンロのガラストップに吹き出た水がこぼれてしまいました。
土鍋は弱火にして更に15分。その後、火を消して10分ほど蒸らします。
「かまどさん」も蒸気が上がってきました。勢いよく一直線に蒸気が出てから1〜2分で火を消します。
「かまどさん」はこのまま20分蒸らします。
この間に、先程漬け込んだ鮭も焼いてしまいます。
これもガスコンロの魚焼き機能でカンタンに!
「かまどさん」と土鍋、炊きあがりはどんな感じなの?!
魚を焼いている間に、「かまどさん」と土鍋の炊きあがったご飯を見てみましょう。
このふたを開ける瞬間が緊張しますね!
「かまどさん」のご飯ピカピカ、ツヤツヤ!
土鍋のご飯もツヤツヤです。
比べて見るとあまり差がないような?
でも「かまどさん」のご飯は見事にカニ穴ができていますね!炊きあがりの表面にポツポツとできる穴のことをカニ穴といいますが、これはお米が上手に炊けた証拠なのです。お米全体に熱が行き渡るとカニ穴ができるみたいです。
それでは全体を混ぜてみます。
「かまどさん」の場合、土鍋の中もしっかり釉薬が塗られていることもあり、オコゲができても比較的こびり付きにくいです。今回はオコゲなしで炊きあげました。
土鍋の場合は…。オコゲが付くとこびり付いて、オコゲが取りにくい場合も。
お茶碗に「かまどさん」と土鍋で炊いたご飯をよそってみました。
見た目はどちらも美味しそうです。
いざ実食!どんな違いがあるの?!
先程作った汁物と鮭のつけ焼き、付け合せなどで早速食べてみましょう。
最近トリセツの記事によく登場している、とみぃさんに食べていただきました。
とみぃ:「かまどさん」で炊いたご飯は、お米が一粒一粒しっかりしていて、甘くて美味しい。ベタつきがない。土鍋で炊いたご飯も美味しいんだけど、ちょっとベタ付きがあるかな?!そこまでは気にならないけど、調理中に火加減を見なくて良い「かまどさん」はカンタンに土鍋炊飯が楽しめると思います。
とのコメントでした!
そうなんです。調理中の写真を、もう一度見返していただくとわかりますが、土鍋での炊飯中は吹きこぼれたり火加減調節したり、ちょっとハードルが高め。その点「かまどさん」は火加減は強中火から変える必要がなく、蒸気が強く出てから1〜2分で火を止めるだけ。
美味しいご飯を土鍋で手軽に炊ける、それが「かまどさん」の特徴なんですね。
なぜ「かまどさん」は火加減の調節がいらないのか。
「かまどさん」は見た目さながら、とても重厚感があり重いです。セツコ家では3合炊きを所有していますが、同じくらいの大きさの普通の土鍋と比較してもかなり重いです。
なぜ重いかというと「かまどさん」は下図を見てもらえばわかりますが、とても分厚いのです。この厚みで「かまどさん」の中にあるお水とお米がなかなか温まらず、強中火にしていても自動的に弱火状態になり、沸騰すると熱を蓄えた「かまどさん」の状態は強火と同じになるのですね。火を止めた後も「かまどさん」は熱を蓄えているので、上手く蒸らしができるということです。
吹きこぼれしにくいのは、中フタを入れることにより、沸騰しても「かまどさん」の中に戻る仕組みになっているからだそうです。カンタンに土鍋炊飯ができる工夫が随所にされているので、美味しいご飯が炊けるのですね。
高級炊飯器までは手がでないけど、美味しいご飯を食べたい!という人は土鍋炊飯という手もありますよ。
「かまどさん」とてもオススメです。
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長谷園 公式通販で購入[提供:東京ガス]