スマートフォンとしても最先端のトレンドをしっかりおさえてます
ではスマートフォンとしてのP20 Proを見ていきましょう。
製品には本体の他に、お試し用として透明なケース、ハイレゾ対応のイヤホン、USB-Cからステレオジャックへの変換ケーブル、そしてmicroSDカードリーダーが付属します。
アナログのイヤホンジャックはありません。
イヤホンのデザインがiPhoneに付属する製品そっくりなのが気になりますが、そこまでiPhoneを意識しなくてもいいのにって感じ。
お気に入りのイヤホンがある人は変換ケーブルが必要な分ちょっと面倒かも。
ディスプレイは6.1インチのOLEDで1080×2240ピクセル。エッジがカーブし、上面にはノッチがついているなどそこまでiPhone Xを意識しなくてもいいんじゃないかという感じはありますが、ノッチ部分は設定で使わないようにもできます。
ノッチまでつけなくても……と思いますが、今年の夏モデルは多くのメーカーがノッチをつけてきました。iPhone Xの影響力って大きいですね。
一番上のノッチがある行の背景を黒くすることで目立たなくすることもできます。
下方には指紋センサー。
指紋センサーは「システムナビゲーション機能」で「指紋センサージェスチャー」をオンにすると、センサー部をタッチしたりフリックすることでホームボタンのような操作が可能になります。慣れたら便利そう。
もうカメラはスマホしか使わないNTTドコモユーザーはP20 Proを狙うべし
アプリはAndroid標準、HUAWEIオリジナルのもの(ギャラリーやカメラなど)に加え、ドコモ仕様なので各種dアプリや、よく使われるTwitterやFacebook、Instagramなどもあらかじめ入っています。
そのため、最初から入っているアプリが多くて最初はとまどうかもしれませんが、この辺は大手キャリア端末の宿命かも。
ボディの厚みは約7.9mm。ディスプレイが大きく3900mAhのバッテリを搭載している割には薄くて携帯性は高いでしょう。
注目はとにかく世界的に高い評価を受けてるHUAWEIのP20 Proがとうとう、NTTドコモから上陸、ということ。今までNTTドコモの端末を使ってきた人には、HUAWEIって馴染みがないかもしれませんが、実は世界的には超メジャー。
デジカメは使わない、撮影はみなスマートフォンで、というNTTドコモユーザーは真っ先に候補にしてもいいかもしれません。
まとめると
- あのHUAWEIのフラッグシップ端末がNTTドコモから出る! しかもFelica対応
- 3連カメラはコンデジいらずの高性能。特に背景ぼかし(アパーチャ)やビューティー機能はトップレベル。
- 6.1型OLEDの見やすさとAIプロセッサの高性能
の3点ってとこでしょうか。
SIMフリー版が出ないのは残念ですが(ちなみに、auやソフトバンクからはHUAWEIの他の端末が登場します。また、P20とP20 lite……つまりProではないモデルはSIMフリー端末として発売されます)、女子をよく撮る人はこのクラスのスマートフォンは必須といっていいかもですね。
老舗のデジタル系フリーライター兼カメラマン。パソコン雑誌のライターだったが、今はカメラやスマホが中心、ときどき猫写真家になる。「iPhoneカメラ講座」「這いつくばって猫に近づけ」など連載中。近著は「東京古道探訪」。歴史散歩ガイドもやってます。