音質・ホワイトノイズ・擦れ音を比較してみた
まずZOOM フィールドレコーダー F1-LPはしっかり話し手の声を拾い、かつノイズも抑えられているように感じられます。
TASCAM ピンマイクレコーダー DR-10Lも同様に綺麗に録音出来ていますが、ZOOM フィールドレコーダー F1-LPに比べ環境音を拾いやすいように思えます。
SONY ステレオICレコーダー ICD-TX800はより環境音を拾い、サーという音が目立つ。音質自体はそう悪くはないですね。
今回一番音質が残念だったのは、SONY ワイヤレスマイクロホン ECM-AW4でした。無線のせいか、雑音が一番目立って聞こえました。(動画の8:01〜)
ホワイトノイズの比較としては、一番静かだったのはSONY ワイヤレスマイクロホン ECM-AW4でしたが、録音の入力レベルが一番低いように感じました。全体的に音が小さいので目立ちにくいのかも。
ノイズの音量的にはTASCAM ピンマイクレコーダー DR-10LとSONY ステレオICレコーダー ICD-TX800は同じくらい。ただ、ノイズの乗り方が違いました。一番違和感なく、ほどよく環境音も入っているのがZOOM フィールドレコーダー F1-LPだと思います。(動画の8:30〜)
擦れ音については、ZOOM フィールドレコーダー F1-LPは盛大に入りますね。
それに続いてTASCAM ピンマイクレコーダー DR-10L、SONY ステレオICレコーダー ICD-TX800。低音が強いのがZOOM フィールドレコーダー F1-LPで、高音寄りなのがSONYICD-TX800、その中間がTASCAM ピンマイクレコーダー DR-10Lだと感じました。SONY ワイヤレスマイクロホン ECM-AW4はやはり入力レベルが小さいのか、ほとんど聞こえません。(動画の8:47〜)
使用する目的でマイクは選ぶべし
いかがだったでしょうか。
個人的にオススメのラベリアマイクは、マイクも変更できオーディオインターフェイスにもなるZOOM フィールドレコーダー F1-LPか、シンプルで安定して使えるTASCAM ピンマイクレコーダー DR-10Lじゃないかなと思いました。
ただ、ICレコーダーとしても活用したいというのであれば、ZOOM フィールドレコーダー F1-LPもしくはSONY ステレオICレコーダー ICD-TX800。価格面を考えるとSONY ワイヤレスマイクロホン ECM-AW4も決して悪いものではないと思います。
ご自身の使う用途に応じてマイクを選んで行く必要があるなと、今回改めて感じました。
個人的な見解になりますが、マイク別おすすめのユーザーをまとめてみました。
- がっつり音質向上をしたい方は、ZOOM フィールドレコーダー F1-LP
- シンプルに、かつマイクを目立たせたくない方は、TASCAM ピンマイクレコーダー DR-10L
- ケーブルレスで、個人の音声だけでなくその場の音声もしっかり録りたい方は、SONY ステレオICレコーダー ICD-TX800
- 一眼カメラやビデオカメラに取り付けてワイヤレスに録音したいという機動力を求める方は、SONY ワイヤレスマイクロホン ECM-AW4
最近ではインスタグラムなどでも動画投稿するようになってきています。高画質に加えて、音質を向上させるのもひとつの手かも知れません。
普段の撮影でも、「音質」も意識してみてはいかがでしょうか。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
5年前にキャンプを始めてその良さにハマり、現在では山梨県北杜市に移住し、山を開拓してセルフビルドで建てた小屋で生活。その生活では山菜採りや渓流釣り、家庭菜園などで自給自足を目指しつつ、変わらずキャンプや登山を楽しんでいる映像クリエイターです