【知ってると復旧率がグンと上がる!?】

身をもって学んだ。ノートPCに液体をこぼした時に知っておきたい5つの応急処置。

2017.11.19
トリセツ編集部/エマーク
5つの応急処置TOP
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みなさんこんにちは編集長のエマークです。
今回は私が実際に経験した悲劇から、ノートPCに液体をこぼしてしまった時に「絶対にやってはいけないコト」と「応急処置」をご紹介したい。 これらのことを知っていれば、その復旧率はグンと上がる。ぜひ覚えておいていただきたい。

悲劇は突然やってきた

打ち合わせ

とある日の昼下がりの会議室。トリセツWEB版のデザイン打ち合わせをしていた「とみぃ」と私。 そこに突如鳴り響いた物音。決して鳴ってはいけない旋律「ガタッ、バシャー」。


コーヒーをこぼす

気がつけば「とみぃ」の手元から放たれた「コーヒー」という名の液体が私のMacBook Proめがけて押し寄せてくる。 もはやこの段階では、それを止めることは誰にもできない。


コーヒーをこぼしてショック

液体攻撃を仕掛けた「とみぃ」はこの表情である。「やってしまった・・・・・」


コーヒーで濡れたノートPC

そう「とみぃ」の手から放たれた液体は私のMacBook Proの底面にまで達してしまったのだ。


ノートPCを持ち上げる

「まずい!!」と思った私は思わずその攻撃をかわすため、MacBook Proを持ち上げていた。この後起こる悲劇を知らずに・・・。


MacBook Proの濡れた底面

底面はびしょ濡れである。しかし水分に侵されていたのは底面だけではなかったのだ。


MacBook Proの排気口

これは後々知ったことなのだが、実はMacBook Pro排気口はキーボードの後側。つまり対面にいた「とみぃ」の液体攻撃をモロにくらう位置にある。 この排気口から液体の内部への侵入を許していたのだ。そして画面はブラックアウト・・・


MacBook Proの電源

内部に液体が侵入したなどと夢にも思わなかった私は、それまでバッテリー駆動させていたMacBook Proに電源ケーブルを挿してしまう。それが致命傷になることもしらずに・・・


MacBook Proを通電させる

「おーちゃんと起動するじゃないか・・・」と思ったのもつかの間ブラックアウト・・・これの繰り返しである。


こぼれたコーヒーを拭く

しばらくイロイロ試してみたが復旧の気配すらない。コーヒーまみれのティッシュと「とみぃ」の手が悲しく見えた。
そういえばAppleCare等の保険にも未加入だ・・・明日からの仕事は・・・悩んでいてもしょうがない。修理だ、明日からも山のように仕事がある。早急に修理に出さねば。






とりあえず修理に出してみる

Mac修理店

というわけで今回お世話になったのは秋葉原にある「スマホドック24」さん。

事情を説明したところ復旧確率はどうやら低そうだ。イロイロやってはいけないコトをやってしまっているようだ。


数日後・・・


連絡がきたが、案の定復旧せず。 どうやら排気口から侵入した液体(コーヒー)がマザーボードを直撃していたようだ。ご臨終という結果に終わった。

復旧しなかった致命的原因は?

致命的原因

しかし実はこんな状況でも対処を間違っていなければ、復旧の可能性はグンと上がった。今回MacBook Proに致命傷を負わせた行為は二つ。

  • ・MacBook Proを立ててしまったことで液体の内部侵入を促進させてしまった。
  • ・MacBook Proを通電したことで内部的にショートを起こした。

これを回避していれば結果は変わっていたかもしれない。

復旧率がグンと上がる5つの応急処置

スマホドック24店頭

というわけで今回お世話になった「スマホドック24」さんに応急処置のポイントを聞いた。

復旧率がグンと上がる「液体こぼし・水濡れ・水没時」5つの応急処置

  • 1、早急に電源を落とす。シャットダウンする(スリープモードはNG)。
  • 2、周辺機器(ACアダプタ含む)を取り外す。
  • 3、可能であればバッテリーは外す。
  • 4、表面の水分を取り除く(乾いた布やティッシュペーパーなどで)。
  • 5、なるべく動かさず(水平を保ったまま)乾燥させる。
  • ※ドライヤーなどで乾かすと熱でPCが変形したり、水分が移動する可能性が有るため避ける。

    液体が水以外(特に塩分を含んでいる)場合、基板(はんだ)・電子部品の腐食が早いため、一刻も早く修理店に持込んで分解・洗浄をお勧めします。

とのことです。


あーコレを知って入れば私のMacBook Proも無事生還したかもしれない。2015年モデルなのでまだ2年しか使っていないのに・・・

転んでもただでは起きない

しかし今回は事故に巻き込まれたかたちである。 しかも就業時間内。更に水没させたのは社長の「とみぃ」である。ウヒヒヒヒ・・・

MacBook Pro 2017

はい。というわけでやってまいりましたMacBook Pro 2017。


MacBook Pro 2017

やっぱ新しいMacはいいですね。


MacBook Pro 2017作業風景

というわけで現在はMacBook Pro 2017で快適に作業しております(笑)おしまい。


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EMARK
【トリセツ編集部 編集長 EMARK(エマーク)】

トリセツ編集部 編集長。トリセツの広報としてプロモーション業務とメディア運営を手がける。また各方面でプロモーション、デザイン等の業務に携わっている。
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